沙也加&瀧が初のDisney映画吹替、「アナと雪の女王」の劇中曲も歌う。

2014/01/23 08:53 Written by Narinari.com編集部

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運命に引き裂かれた姉妹を主人公に、凍った世界を救う“真実の愛”を描いたディズニーのファンタジー最新作「アナと雪の女王」。その日本語吹替版で、先日発表された“雪の女王/エルサ”の声を演じる松たか子に続き、Wヒロインの妹・アナの声を神田沙也加、アナの旅の仲間で夏に憧れる雪だるまオラフの声をピエール瀧が演じることが決定した。2人はともにディズニー映画の声優は初挑戦で、劇中曲も実際に歌って演じている。

姉エルサと王国を救うため、危険をかえりみず旅に出るアナ役を演じる神田は、「出演が決まったことをサプライズで告げられました。急に電気が消えてケーキが出てきて、『え?何が?』と言ったら、アナ役に決まったと聞き、おもわず『やったー!』と跳んで喜んでいました。落ち着いて見てみたら、履いていたスリッパがひっくりかえっていて、それだけ興奮したことに気づきました(笑)」と、出演が決まったときのことを振り返る。

アナの声を演じるにあたっては「自分が日本語版のオリジナルであるという自覚を持って演じました」そうで、「アナは、感情がめまぐるしく変わって、それが表情に表れる女の子。どこか楽観的なところやがむしゃらなところ、そして、なんの根拠もないまま信じたものに対して強くなれるようなところは、私と似ているかなと思います」とアナとの共通点を語った。

トニー賞受賞の実力派作曲家ロペス夫妻がアナのために書き下ろした劇中曲への挑戦については、「ものすごく楽しかったです。昔からディズニーの音楽には、1回聴いただけなのに帰る時には口ずさんでしまう…というマジックがあると思っていました。今回の曲も1回聴いただけで耳に残る音楽で、歌わせていただけることがとても嬉しかったです」と喜びを語っている。

神田の起用について、ディズニー担当者は「天真爛漫で姉想いながらも、どこか寂しさを秘めたアナを体現できる演技力と、ずば抜けた歌唱力を兼ね備えているのは、『レ・ミゼラブル』等数々のミュージカルで活躍されている神田沙也加さんしかいない」との理由を明かす。声の演技はもちろんのこと、ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」などにも出演経験がある神田が、今度は世界的に評価を受けている楽曲をどのように歌い上げるのか楽しみなところだ。

そしてさらに注目されるのが、先日発表した雪の女王/エルサの声を演じる松とのデュエット曲。日本を代表する実力派女優2人がミュージカルの醍醐味である掛け合いのシーンを劇中で披露し、ドラマティック・ミュージカルを彩る。

また、ピエール瀧が吹替えを担当するオラフは、エルサが秘密の力で作りだした雪だるまで、アナとともにエルサを探して旅をし、離ればなれになった姉妹をつなぐ物語の重要な存在。夏に憧れている雪だるまというユニークなキャラクターのオラフは、劇中でも“夏に憧れる想い”を歌っている。

ピエール瀧を起用したディズニー担当者は「映画・テレビドラマでの俳優としてはもちろん、電気グルーヴとして音楽でも活躍している瀧さんならこのオラフの声を演じきっていただけるはず」と、オラフ役をオファー。

それを聞いたピエール瀧は、「ディズニーさんの気が変わらないうちに早く、『やろう!』と返事をしようと思った」そうで、「『早く録ってしまおう!』という気持ちですね(笑)」と決定時の喜びを語っている。

本作は全米では昨年11月27日に公開され、公開2週目で全米週末興行成績No.1を獲得。1月20日現在 世界興収は合計7億6,300万ドル(約799億円)を超えている。日本では3月14日(金)、2D/3Dロードショー。


☆「アナと雪の女王」ストーリー

運命に引き裂かれた王家の美しい姉妹、エルサとアナ――触れるものを凍らせる“秘密の力”を持つ姉エルサはその力を制御できず、真夏の王国を凍てつく冬の世界に変えてしまう。妹のアナは、逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへと旅に出る。アナの思いは凍った世界を溶かすことができるのか?

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