「大学資金を」幼い姉妹が商売、“プレゼン”で親の説得にも成功。

2014/01/18 20:25 Written by Narinari.com編集部

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英国に、まだまだ遠い未来の大学進学を見据え、自分で学費を稼ごうと商売を始めた幼い姉妹がいる。

英ニュースサイトのケント・オンラインや英紙デイリー・メールなどによると、この姉妹は、英南東部の街シッティングボーンで暮らす姉エリザベス・アップルヤードちゃん(7歳)と、妹レベッカちゃん(4歳)。すでに「科学者とかエンジニアになりたい!」と将来の夢を描いている姉エリザベスちゃんは、以前からそのために必要な大学の学費を貯めたいと、お金を稼ぐ方法を学びたがっていたという。そんな彼女が、昨年11月26日に開かれた地元のクリスマスイベントでお店を出すこととなり、10月頃、ゴルフ場を経営する母親にどんな店を出そうか、妹も交えて相談したそうだ。

商品を何にするかといろいろ話し合った結果、姉妹でおもちゃとお菓子を売ろうと決定。すると、“出資者”でもある父親が「事業計画を立てなくてはならない」と本格的に会議を開き、インターネットを見ながら売れそうな商品は何か、いくらで仕入れてどれだけ利益を乗せるかなど本格的に話し合いが行われた。その中で、「全てのアイデアをきちんと伝えていた」2人はしっかり“プレゼン”で両親を納得させ、商品の仕入れ資金として姉に80ポンド(約1万4,000円)、妹に15ポンド(約2,600円)が渡されたという。

そしてイベントで「Just For Kids」という名前の店を開き、姉は10ポンド(約1,700円)、妹は20ポンド(約3,400円)の利益を出すことに成功。これで「仕事にとても熱中」してしまった2人はその後も商売を続ける運びとなり、おもちゃ担当とお菓子担当と業務を分担し、姉妹で仲良く店を切り盛りしている。

最近ではより多くの商品を扱いたいと、祖父母にも事業計画のプレゼンテーションを実行。75ポンド(約1万3,000円)の融資引き出しに成功し、2週間で120ポンド(約2万円)を売り上げる順調な仕事ぶりを見せているという。そんな娘2人が真面目に取り組みながらも、楽しそうに仕事をしている様子を見て「面白い」と話すのは経営者として先輩である母親。いつまで店を続けるつもりかは分からないそうだが、学費を貯めるとの目的を持って仕事に励む2人のやる気には「大いに期待している」そうだ。

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