“名作再現”プロポーズに絶賛、家族も18世紀の英国衣装まとい協力。

2014/01/16 15:25 Written by Narinari.com編集部

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ジェーン・オースティンといえば、数々の名作を残した18世紀の英国女流作家。彼女の名前を知らなくても、キーラ・ナイトレイ主演の「プライドと偏見」(2005年)や、グウィネス・パルトロー主演の「エマ」(1996年)など、映画化されている小説の作家といえば、ピンと来るかもしれません。そんなジェーン・オースティンの「高慢と偏見」のシーンを再現し、ガールフレンドにプロポーズした男性がいます。そのときの様子は、婚約者となった女性が米ソーシャルサイトのredditに写真とともに投稿しましたが、男性の素敵なアイデアに絶賛の声があがっているようです。  

デイビッド・スレーターさんは、付き合い始めてから10か月になるガーフルレンドのベサニー・アルバートさんに結婚を申し込むのに、サプライズのプロポーズをしようと計画しました。そしてベサニーさんの家族の協力を得て、クリスマス休暇で実家に帰って来た彼女をアッと驚かせたのです。

ベサニーさんが家に入ろうとすると、そこには18世紀の英国衣装に身をまとったお姉さんの姿。そして「ミスター・ビングレーがネザーフィールドにお戻りなったのよ!」と、台詞をを言うと、ベサニーさんにもドレスを着せ、台本を渡しました。ベサニーさんは大学で英文学科を選考しており、ジェーン・オースティンの大ファン。すぐに「高慢と偏見」のシーンだと気が付きました。

そしてリビングルームに移動すると、そこには両親やそのほかの姉妹全員がこれまたコスチューム姿で待っていました(※ベサニーさんによると、この衣装は彼女の母親が2週間で全て手作りしたとのこと)。そして、傍らには嬉しさ一杯の表情でたたずむデイビッドさんがいました。ここまでくると、勘の良いベサニーさん。すべてはデイビッドさんの仕組んだことで、プロポーズされるんだと分かってしまいましたが、それでもその後30分間ほどの“舞台”の登場人物として、喜びで笑顔になるのを押さえつつ、家族たちと台本を手に演技を続けました。

そして、台本の通りにデイビッドさんとベサニーさんが外に出ると、そこでとうとう彼がプロポーズ。待っていたかのように、彼女も承諾することとなりました(※彼らの演じた役柄は、原作でも最後に結ばれる設定)。

ベサニーさんによると、デイビッドさんとは5年前に知り合い、4年前にいったん告白されたものの、そのときは交際を断ってしまったそう。しかしその後、デイビッドさんは毎年クリスマスに“英国文学にちなんだプレゼント”を贈り続け、ようやく彼女の心をつかんだそうです。彼らは今年8月に結婚式を挙げる予定ですが、そのときはどんな英国文学の世界が展開されるのか、気になるところですね。

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