“亡き妻との写真”を娘と再現、愛らしさや背景のストーリーに反響。

2014/01/06 18:43 Written by Narinari.com編集部

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新婚当時に妻と自宅で撮影した写真の数々を、今度は妻ではなく、3歳の娘と“再現”した男性が話題を呼んでいます。自身のブログに掲載した写真はその愛らしさもさることながら、背景にあるストーリーも、多くの人たちの心に響いているようです。

ベン・ニューナリーさんと妻のアリーさんは2009年、購入したばかりの新居で結婚写真を撮ることにしました。まだ家具も置かれていない家の中は、新しい生活を始める2人の門出を象徴するのにピッタリだと感じたのです。そこで、アリーさんの姉でフォトグラファーでもあるメラニー・ペイスさんに撮影を依頼。「そうしてできあがった写真は、僕らの人生の中で一番幸せだったときを映し出していました」(ベンさんのブログより)。

しかし、その幸せも長くは続きませんでした。アリーさんは結婚直後から体調を崩し、肺がんを患っていることが発覚。そして、娘のオリビアちゃんが生まれた1年後の2011年に、まだ31歳の若さでこの世を去ってしまったのです。

その後も幸せと悲しみ両方の思い出が詰まった家で、オリビアちゃんを育てていたベンさんですが、昨年暮れに引っ越しをすることを決意しました。しかし生まれてから現在まで生活していた家を離れるという事実は、まだ幼いオリビアちゃんにはなかなか理解ができないこと。ベンさんは今回の引っ越しにあたり、オリビアちゃんのためになにか思い出になることをしようと考えました。

そこで思いついたのが、アリーさんと撮影した結婚写真の数々を、オリビアちゃんと一緒に再現すること。再びメラニーさんに連絡を取ったベンさんは、家具が運び出され、4年前と同じように空っぽになった家で、オリビアちゃんとポーズを取ったのです。

こうしてでき上がった写真は、どれも愛らしいものばかり。そして並べられた結婚写真にも、さらなる美しさを添えています。

妻を失った悲しみはまだ癒えていないというベンさんですが、「僕とオリビアが将来この家のことを思い出せるように」と、撮影した写真は父娘の“宝物”になったようです。

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