酒に溺れる友人に昏睡ドッキリ、更生願う想い溢れる動画に大反響。

2013/12/16 14:49 Written by Narinari.com編集部

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酒で楽しい気分になれるのは大人に許された特権だが、酒に溺れて周囲に迷惑をかけるようでは人として困りもの。米国のあるコメディアンは、5回も飲酒運転をして捕まりながら反省しない友人に業を煮やし、最近、彼の意識改革を促すためのいたずらを仕掛けたそう。泥酔から目を覚ましたら、医者から「あなたは10年間昏睡状態に陥ってました」と告げられた――それは飲酒運転がもたらしかねない危険性を認識させる、“お仕置き”の意味を込めたドッキリだった。

その様子を紹介したのが、12月8日付でYouTubeに投稿された動画「Epic Don't Drink and Drive Prank」(//www.youtube.com/watch?v=zfvPPPc_UTs)。投稿者のトム・メイブさんはコメディアンとして活動していて、YouTubeにもこれまで多くのいたずら動画を投稿している。そんな彼が、最新作でターゲットに選んだのが友人の男性。この男性は飲酒運転で5回も捕まった過去がありながら、反省もせずに同じ行動を繰り返していたそうで、メイブさんや仲間たちは「6回目の逮捕を防ぎたい」と、先頃男性に危険性を認識させるいたずらを行ったようだ。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースによると、舞台はケンタッキー州ルイビルに作られた「偽の病室」。外で飲んでいたはずが、目を覚ましたらベッドの上にいて困惑する男性に、医者は男性が飲酒運転をして事故を起こしたと説明し、今が2023年で「あなたは10年間昏睡状態に陥ってました」と話す。一旦立ち去る医者がつけたテレビからは、結婚したジャスティン・ビーバーの話題や「ヒラリー・クリントン大統領」がカナダに宣戦布告など、10年後の米国を紹介する偽のニュース番組も流れ出し、男性は信じられないと言わんばかりの表情で食い入るように画面を見つめている。

そこへ、医者に扮したメイブさんが登場。そして、目を覚ました友人に身体反応を確かめ出す彼は、最後に直接的な“お仕置き”を友人に喰らわせ始める。ここでいたずらと分かった友人が笑いながら反撃し出すも、メイブさんは急に真面目な顔になって「面白い話じゃない」と一喝。目を覚ました友人が最初に気にした娘の存在を引き合いに出し、「お前は娘を失いかねないぞ、ここで10年間無駄に過ごしたんだ」と帽子を投げつけ怒りをぶつけたところで、動画は終了する。

ユーモラスながらも友人に対する想いが溢れるこのいたずら動画は、欧米メディアでも広く話題になっており、再生回数は1,600万回超(12月16日現在)を記録。世間的にも年末で飲酒運転の摘発が増える時期、メイブさんが最後に放った一言はこの友人だけでなく、酒で楽しむ誰もが心に留めておく必要がありそうだ。

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