“ひとり紅白”桑田佳祐が55曲、ジジイ・ガガや小林幸子風巨大衣装も。

2013/12/05 06:13 Written by Narinari.com編集部

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サザンオールスターズの桑田佳祐(57歳)が12月4日、AAA(Act Against AIDS)ライブ「昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦」の最終公演を行った。

今回、2009年の“映画音楽寅さん チャラン・ポランスキー 監督・脚本・主演「男はしたいよ」”以来、約4年ぶりとなる桑田のAAAライブは、2008年に行い大好評を博した「ひとり紅白歌合戦」の第2弾。パシフィコ横浜国立大ホールで11月30日(土)、12月1日(日)、3日(火)、4日(水)の4日間にわたり開催された。その内容は、古くは1930年代から、現在に至るまで、文字通り世代を超えた数々の名曲を紅組、白組に分けて“対決”。交互に55曲もの楽曲を演奏した。

「東京ラプソディ」「銀座カンカン娘」から始まったステージは、GS・ビート歌謡対決、フォーク・ソングからニュー・ミュージック対決、昭和歌謡大ヒットメドレーなどと、コーナーごとにテーマを持って展開。ザ・タイガース、イルカ、尾崎豊、槇原敬之、松任谷由実、西郷輝彦、西城秀樹、由紀さおり、都はるみ、坂本九、ちあきなおみ、平原綾香、いきものがかり、斉藤和義……とありとあらゆるタイプの歌手の曲を縦横無尽に歌い上げた。

それだけではなく、桑田は映像の中で、総合司会「甘皮静夫」を演じたり、内山田洋とクールファイブのメンバー全員になりきり、ひとり六役を演じたりするなど八面六臂の活躍。さらに、ザ・ドリフターズメドレーのコーナーではサザンオールスターズのメンバーが登場。サザンのメンバーがドリフに扮して歌うという夢のような場面もあった。

そして沢田研二の「TOKIO」では、パラシュートを背負い空中遊泳を披露。また、本編最後はレディ・ガガの「Born This Way」を、東京オリンピックが決定したことで元気を取り戻した90歳のガガじいさん、その名もジジイ・ガガとなって歌い、そこから三波春夫がかつて歌った東京オリンピックのテーマソング「東京五輪音頭」にメドレーでつながるという大盛り上がりで締めくくった。

続けて今回のひとり紅白歌合戦とAct Against AIDSに対する桑田からのメッセージが場内に響き渡った後、再びメンバーとともにステージに登場。アンコールでは「アンパンマンのマーチ」と「愛のさざなみ」を歌い、今年亡くなったやなせたかしさん、島倉千代子さんを悼み、美空ひばりの「川の流れのように」では小林幸子張りの巨大衣装をまとうなどアンコールもボリュームたっぷり。極上の音楽に極上のエンタメ要素がたっぷりと詰め込まれた、あまりにも濃密な約4時間にもおよぶステージが繰り広げられた。

ソロとしての作品発表から始まり、サザンの大復活でニューシングルと大規模ツアー開催と、今年も大活躍だった桑田。「ひとり紅白歌合戦」ではその底力を見せつける素晴らしいステージで、2013年を締めくくった。

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