「永遠の0」史上初文庫300万部、12月21日からは実写映画が公開へ。

2013/12/05 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週12月9日付けのオリコン“本”ランキング文庫部門では、百田尚樹「永遠の0」(2009年7月15日発売・講談社)が週間3.0万部を売り上げ、累積売上部数が302.7万部と、発売から4年4か月で300万部を突破した。すでに今年の8月26日付けで、湊かなえ「告白」(2010年4月8日発売・双葉社)が記録している累積売上254.4万部を超え、3年ぶりに文庫部門歴代1位記録を塗り替えているが、今回の300万部突破は文庫部門では初。またオリコン“本”ランキング全部門―BOOK(総合)、コミック、文庫―を通しても、コミック部門で「ONE PIECE」(51巻から70巻までの計20作で獲得)に次ぐ2タイトル目の快挙となっている。

「永遠の0」は、第2次大戦時、臆病者と罵られながら「妻との約束のために生きて帰る」と言い続け、特攻で命を落とした一人の零戦乗りの生涯を、その孫が終戦60年目の夏に辿る物語。2009年の発売から口コミで人気が広がりロングセラーとなり、昨年10月には発売から3年3か月で累積売上100万部を突破した。

その後は、著者のTV出演や本屋大賞受賞などが後押しとなり、今年の5月6日付けで発売から3年9か月をかけ初首位を獲得。6月17日付けで同部門歴代3作目の200万部超え、そして8月26日付けで文庫部門歴代1位を記録を塗り替えた。

また、歴代上位3作品の中で唯一、週間の売上で10万部を超える週のない作品であり、いかに長い期間をかけて着実にセールスを伸ばしたかがわかる。

12月21日からは山崎貴監督、岡田准一主演の実写映画が遂に公開。すでに公開に向けての様々なイベントや話題が提供されており、今後のセールスの伸びに大いに期待がかかる。

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