ツイートでセーター編む機械、英バドワイザーが「ニットボット」開発。

2013/12/01 10:45 Written by Narinari.com編集部

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ビールメーカーのバドワイザーUKはこのほど、今年のクリスマス向けにプレゼントする“赤いセーター”を編む機械を制作した。この機械は、Twitter上で機械の話題が上がると動く仕組みになっており、面白い試みとして英国で話題になっているようだ。

英紙デイリー・ミラーやメトロなどによると、話題になっているのはバドワイザーUKが先ごろ発表した、その名も「ニットボット」。この機械は、Twitterで「#jumpers4des」とのハッシュタグを付けたツイートが上がると自動的に動く仕組みになっていて、12月6日午前10時まで、赤いセーターを編み続けるそうだ。ジェニファー・アントン同社マーケティングマネージャーは、「ツイートの力で編まれる機械としては初めてのものだと信じている」と話し、今回の活躍に大きな期待を示している。

機械と出来上がるセーターについては、11月27日付でYouTubeに投稿された動画「Budweiser's Tweet Powered Knitting Machine: Knitbot.」(//www.youtube.com/watch?v=zszaaWtnUxk)で紹介。英国では酒を楽しむパーティーを開く際には、帰りに車で仲間を送る役割を担う「指名運転手」というのを決めるそうで、バドワイザーUKはパーティーが増えるクリスマス期間中もきちんと指名運転手を決めて楽しむよう「奨励する運動」を展開している。そこで酒を飲めない運転手を「楽しくて魅力的な方法で決めて欲しい」との願いを込めて、セーターをデザインしたという。

そのセーターは、赤地を基調とした暖かそうなもの。胸元にはバドワイザーのロゴが白く浮かび、その下には「メリークリスマス」「責任感を持って祝います」とのメッセージが書かれている。このセーターを着ていれば、今回話題になったことで誰からも“指名運転手”と認識されそうで、周りの注目も集めて楽しめるだけでなく、役割を実感して我慢する忍耐を高めるのにも大きな力となりそうだ。

バドワイザーUKがニットボットを公表して以来、Twitter上でも数々話題が上がっているようで、セーターの制作作業も順調に進んでいる様子。同社では12月6日に制作作業を終えた後、Facebook上で希望者を募って当せん者を決める予定としている。

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