仲良しな犬と鯉が“熱いキス”、種を超えた光景に飼い主もほっこり。

2013/11/21 21:16 Written by Narinari.com編集部

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オランダ南部の街に住む女性は最近、愛犬の散歩から帰って来るときに、なんとも微笑ましい光景を見ることができるそうだ。庭の池で愛犬が喉を潤し始めると、池の中を泳いでいる鯉たちが愛犬のもとへと集まり始め、顔が近づくとまるで熱いキスをするかのように口を付け合うなど、お互いに気を許しているような素振りを見せるという。

英紙デイリー・メールなどによると、この仲良しの犬と鯉を飼っているのは、アイントホーフェン近郊に住む45歳の女性ドリー・エイセルマンズさん。彼女は、小さい頃から育てているシェパード犬ヴィーベが、以前から庭の池で飼っている鯉に「興味を持っていることに気が付いていた」そうだ。そしていつからか、散歩から帰ってきたヴィーベは池の水を飲むようになったというが、最初はヴィーベも鯉たちをとても怖がり、距離を取るようにして喉を潤していた。

その愛犬と鯉たちの距離感を一気に縮めるのに役立ったのが、飼い主エイセルマンズさんが散歩帰りに行っていた行動。彼女は愛犬との散歩を終えると、水を飲みに向かうヴィーベの後を追うように、池の鯉たちへ必ず餌を与えていた。この行動を繰り返しているうちに、鯉たちはいつの間にか「ヴィーベが水を飲みに来ると餌がもらえる」と認識したようで、それ以来ヴィーベの姿が近づくと、鯉の方からヴィーベに近寄るようになったそうだ。

そしてヴィーベも鯉を恐れなくなり、距離感を一気に縮めた両者。今ではヴィーベが池を通り過ぎようとするだけで、鯉たちが近づくように「端を泳ぎ出す」ようになり、ヴィーベが水を飲みに行くと、水面に寄せる彼の顔にくっつかんばかりに寄って来る。成長して恐怖心もなくなったヴィーベは、キスを交わすように鯉と口を付け合うようにもなり、そんな仲良しぶりを示す瞬間を捉えた1枚は、エイセルマンズさんがネット上でも紹介している。

全く種類の違う動物ながら、同じ家で飼っている彼らが仲良さそうにしているのを見て「嬉しかった」と話すエイセルマンズさん。種を超えた友情関係を築いてくれたペットに囲まれ、彼女もまた飼い主としての幸せを感じ、ほっこりとしているようだ。

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