力技すぎる“自作フェラーリ”、ボール紙の車体を乗用車にかぶせ走行。

2013/11/18 20:13 Written by Narinari.com編集部

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フェラーリといえば、誰もが知るイタリアの高級スポーツカー。普通の人はなかなか買えない存在だからこそ、憧れを抱く多くの熱烈なファンが世界にいるのだが、フランスではそんなファンなら笑ってしまいそうな、力技過ぎる“フェラーリ”を自作して街中を走らせたアーティストがいる。その様子を紹介した動画を一部欧米メディアが紹介し、ちょっとした注目を集めているようだ。

英紙メトロや米紙ニューヨーク・デイリーニュースなどによると、自分でフェラーリを作ったのは、フランス人アーティストのベネデット・ブファリーノさん。これまでに日除けパラソルのような大きな帽子や電話ボックスの水槽など、パッと見で人目をひきそうなコミカルな作品を多く手がけて来た彼は、作品の素材に自動車をよく使っている。今年だけでも、鳥小屋や植木鉢といった不思議な一品に利用されている中、最近評判となったのが、目の前に現れたら間違いなく目を奪われるであろう“自作フェラーリ・テスタロッサ”だ。

その自作フェラーリを紹介したのが、11月3日付でYouTubeに投稿された「LA FERRARI SUR VOITURE SANS PERMIS」(//www.youtube.com/watch?v=r_Y_X9wNHZo)という動画。見ればすぐ分かるように、彼のフェラーリは、普通の乗用車にフェラーリの赤い車体を描いたボール紙の作り物を被せた作品だ。フェラーリに対するどれほどのこだわりを彼が持っていたかわからないが、アーティストの作品と呼ぶにはあまりにシュールな出来栄え。ボール紙感が失われるほどの仕上がりでもなく、右側の前輪辺りやサイドミラーなどは斜めに向いているほど緻密さが感じられないのは、もはやユニークの一言だ。

しかも、自作フェラーリを本物の自動車に被せてリヨンの街中を走り回ってしまったブファリーノさん。その様子は、まるでバラエティー番組のような面白さも感じられるが、中には乗用車のブレーキランプなどが見えないとして、作品を被せての公道走行に違法性を指摘する声も上がっているという。現時点では動画投稿後も特に問題は起きていないようだが、パフォーマンスをする際には、彼にももう少し配慮が求められそうだ。

とはいえ、今回のパフォーマンスが大きな注目を集めるのに一役買ったのも事実。彼の“自作フェラーリ”は多くの人に笑いを与え、概ね好意的に受け止められているようだ。

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