“ドクターフィッシュ”に警鐘、尿道突入事例が英会議で話題に。

2013/11/06 16:57 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


古い角質を食べて肌をきれいにしてくれると、日本で一時期もてはやされた“ドクターフィッシュ”。英国でもこの数年で人気が出始め、美容施設や温泉などで同じような魚を利用したサービスが増えたという。そうした中、先日英国で行われたある会議の中で、こうしたサービスの広がりに警鐘を鳴らす専門家が紹介した、中国の男性の身に起きたとされる出来事が“信じられない事例”として、大きな話題になったそうだ。

英紙デイリー・メールやガーディアンなどによると、この話は先日開かれた英国公認環境衛生協会という団体が主催する会議の場で、ドクターフィッシュ利用に対するガイドライン策定を求める専門家が紹介。英国でも2011年頃から人気になったとされるドクターフィッシュのサービスは、一時に比べれば陰りは出て来たものの、今でも施設やイベント会場などで広く提供されているのが現状で、最近では温泉施設などに中国からアイデアが持ち込まれたという、小さなうなぎを入れた浴槽に体を浸すサービスもあるという。

一方で最近では、HIVやC型肝炎ウイルスなど病気感染に対する懸念などもあり、未だ明確な利用基準がないとしてその必要性を訴えたこの専門家は、会議の中で中国で実際に起きたとされる一例を紹介。市民に対する安全を守るためにと、英国での現状に警鐘を鳴らしたそうだ。

紹介された話の主人公は、中国湖北省に住むという56歳の男性。2年前、「鉛筆ほどの長さ」というタウナギがいる浴槽に入った彼は、当初「体を軽く噛まれている感じ」を受けて心地よさを感じていたようだが、突然激痛に襲われる事態が起きた。彼の陰部に近づいた1匹のタウナギが、尿道の中に入ってそのまま体内へ侵入。病院へ運ばれた男性は3時間の手術を受け、摘出されたという。

この実例を話した専門家は、英国でも「緩い水着を着た人なら起こり得る」と指摘。ドクターフィッシュや同じような魚のサービスは、今や一般市民が簡単に受けられるものとなりながら、英国には「危険性が調査されないまま提供されている」のが実情として、専門家たちの詳しい研究調査や国による利用基準の策定が必要だと訴えている。


☆お尻&尿道のアイタタ事件簿

[2009年5月 インド]
家で魚の水槽を掃除中に尿意をもよおした14歳の少年。魚(カンディル)を手につかんだままトイレに入ると、用を足している最中に魚が手から滑り落ち、尿道に侵入してしまった。魚は尿管の中を進んで膀胱まで達し、24時間痛みに苦しんだという。


[2010年4月 中国]
中国・四川省の病院に腹痛を訴えてやってきた59歳の男性。原因が分からずに開腹手術を行ったところ、腸を食い破って腹腔に侵入した体長約50センチのタウナギが発見された。原因は酒を飲んで泥酔し、ふざけた仲間が尻にタウナギを挿入したと伝えられている。


[2011年9月 中国]
ネットで“お魚セラピー”を知った56歳の男性が、自宅で試してみようと10数匹のタウナギを購入。桶にお湯を入れてタウナギを放ち、入浴を始めたところ、尿道にタウナギが突入し、膀胱内に入り込んでしまった。タウナギの大きさは直径1センチ、長さ15センチ。結果、開腹手術で摘出された。


[2012年3月 中国]
自宅で暇を持て余していた14歳の少年が、家にあった長さ約6センチの縫い針を尿道に挿入。針は尿道の奥へと消え、目視では確認できなくなってしまったが、その行為への恥ずかしさから親には事情を告げられず、放置していた。当初は痛みを感じなかったものの、次第に排尿時に痛みを伴うようになり、ついには血尿も。我慢の限界が来たところで病院で摘出手術を受け、すべての“真相”を告白した。


[2012年9月 ニュージーランド]
ニュージーランドのオークランド市立病院に、関係者が一様に「見たことがない」と驚いた、おかしな患者が現れた。病院に救急外来でやって来た“成人男性”は、「自分の尻に入ったうなぎを取り除いて欲しい」と関係者に説明。患部のレントゲンを撮ったところ、標準的なアスパラガスほどのうなぎが写っていた。なお、このケースでは、尻にうなぎが入った経緯など詳細については、プライバシーを尊重して明かされなかった。


[2013年4月 中国]
広東省のある病院に、「肛門からタウナギを挿入して腸壁に穴があけられた」男性が搬送された。緊急手術で摘出されたタウナギは500グラムほどあり、体長約50センチ、太さは親指以上と、かなりの“大物”だったという。男性はポルノビデオを真似てタウナギを肛門に挿入したとも複数のメディアに伝えられたが真相は明らかになっていない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.