「半沢」原作第3弾の売上4倍増、発売1年3か月で初の首位に輝く。

2013/10/03 04:00 Written by Narinari.com編集部

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最終回視聴率が今世紀(2001年以降)最高を記録し、今も熱気が冷めやらないドラマ「半沢直樹」(TBS系)だが、今週10月7日付けのオリコン“本”ランキングでもその人気の程が伺える結果が出た。シリーズ第3弾となる「ロスジェネの逆襲」(2012年6月28日発売・ダイヤモンド社)が、これまでの最高週間売上3.3万部の約4倍増となる12.8万部を売り上げ、初の首位を獲得。また先週付で2週ぶり3度目の首位を獲得した第1弾「オレたちバブル入行組」(文藝春秋)も、これまでの最高週間売上10.8万部で文庫部門2週連続の首位となり、BOOK(総合)、文庫の2部門を同時制覇した。

同作家によるBOOK(総合)、文庫部門同時首位獲得は、2008年11月3日付けで東野圭吾がBOOK(総合)部門:「聖女の救済」(文藝春秋)、文庫部門:「容疑者Xの献身」(文藝春秋)で獲得して以来、4年11か月ぶり、史上2人目となる。

またシリーズ3作の累計売り上げが今週で200万部を突破(「オレたちバブル入行組」が98.9万部、「オレたち花のバブル組」が88.0万部、「ロスジェネの逆襲」が39.7万部でシリーズ累計売上部数合計226.7万部)、中でも文庫の2作は単体でも100万部突破を射程圏内とし、「〜 入行組」は来週の突破が濃厚となった。

「ロスジェネの逆襲」は、主人公・半沢直樹が、出向先である子会社の証券会社でIT企業の買収にからむ陰謀に巻き込まれるが、親会社からの理不尽な横槍にも負けず「ロスジェネ(ロストジェネレーション)世代」の部下と共に立ち向かう物語だ。

ドラマの最終回を受けてさらに売り上げを伸ばした同シリーズ。中でもまだ映像化されていない第3弾が初の首位を獲得したことは、ドラマの人気の高さと続編への期待の表れと言えるだろう。今後のセールスもまだまだ伸びそうだ。

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