小島よしお仲間がコント日本一、大学時代からお笑いサークルで一緒。

2013/09/24 06:48 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


コントの日本一を決める「キングオブコント2013」(TBS系)が9月23日に開催され、サンミュージック所属のお笑いコンビ・かもめんたる(岩崎う大、槙尾ユウスケ)が6代目キングオブコントに輝いた。

1stステージでは、言葉入りの色紙を路上で売る「言葉売り」で923点を獲得し、トップで折り返したかもめんたる。2ndステージでは、会社の同僚を訪ねて来た怪しい男を描いた「白い靴下」で史上最高得点の982点、合計1,905点を叩き出し、天竺鼠、鬼ヶ島の猛追を一蹴した。昨年3位から今年優勝と、見事な躍進だ。

決勝の結果は次の通り。

1位…かもめんたる(1st 923点/2nd 982点 合計1905点)
2位…鬼ヶ島(1st 904点/2nd 950点 合計1854点)
3位…天竺鼠(1st 879点/2nd 946点 合計1825点)
4位…さらば青春の光(1st 899点/2nd 847点 合計1746点)
5位…TKO(1st 896点/2nd 808点 合計1704点)
6位…ジグザグジギー(1st 825点/2nd 819点 合計1644点)
7位…アルコ&ピース(1st 831点/2nd 808点 合計1639点)
8位…うしろシティ(1st 773点/2nd 814点 合計1587点)

放送終了直後には、興奮冷めやらぬかもめんたるの2人が記念撮影と記者会見に応じた。

優勝ついて訊かれると、槙尾は「去年が3位に終わって、それから優勝を目指してネタ作りしてきました」と言えば、一方の岩崎は「自分の人生にこんな日が来るなんて思ってなかったんで。ほんともう“なんて日だ!”って感じで」と、昨年のバイきんぐが放ったセリフで喜びを表現。

また、賞レースだけでなく、どんなに小さな学生の大会でも優勝経験がなかったそうで、「初めてのタイトルが、キングオブコント。これもバイきんぐさんと一緒になっちゃうのかな(笑)」と笑う岩崎だった。

早稲田大学在籍時から、小島よしおらとWAGEという5人組のお笑いサークルとして活動していた2人ですが、今では同じサンミュージック所属となり、「あまり『キングオブコント』にとらわれないようにしよう、という話し合いを小島よしおを交えてしていました。僕らはすぐ集中しちゃうんで、ほかのコンビと一緒になっちゃうから、何か違うことやってみたらっていうアドバイスで、3人芝居をやったり」(岩崎)といった関係性の3人。

さらに、小島がブレイク時に、岩崎は「道はちゃんと成功に続いてるんだなっていう思いと同時に、『俺の運まで持っていったのかな』という気持ちもちょっとありましたね(笑)」と当時の胸中を明かした。

ただし、小島がブレイクしなければ、かもめんたるもなかったそうで、「(小島が)売れたタイミングで、僕らももう1回やってみようと思ったので」といった秘話も教えてくれた。

近日中に、再び小島を交えた「かもめんたる会議」を開く予定とのこと。その親密さに感動さえ覚えるが、「小島さんがトリオでやりたいと言ってきたら?」との質問には、岩崎が「まあ、年1でしょうね」と冷静な口調で答え、笑いを誘った。

「賞金1,000万円の使い道は?」という定番の質問には、ポッドキャストの更新や単独ライブのチラシ作りなどを手伝ってくれた人、近い人を旅行に連れてっていきたいそう。しかし、「500万円ずつに分ける?」との質問には、ネタ作り担当の上に、子供を2人持つ岩崎が「詳しい人に相談して」から決めると言い切った。

今回、披露した2本のコントを選んだ理由について訊かれると、1本目の「言葉売り」は、「直前にやった単独ライブで一番反応がいいネタで、周りの芸人から『あれ絶対やった方がいいよ』って言われて、その波に乗ろうと。ちょっと痛快な感じもあるのかな、見ている人は」(岩崎)、「今までのエグい、狂気みたいなイメージだけじゃなくて、僕らにしてはポップな1本もやろうかな」(槙尾)とのこと。

2本目の「白い靴下」は、「去年が気持ち悪い、ちょっと怖い感じだったので、僕らの方向性はこれで合ってるのかなと思って、そっちの方向を色濃く出そうと思いました」(岩崎)と、戦略が見事に実を結んだ形となった。

2ndステージで、鬼ヶ島が950点をたたき出し、猛追したことには、「鬼ヶ島さんがすごいドーンといったので、あんまり優勝にとらわれていると、それに影響されそうだったんで、とにかく何も考えないでやろうっていう話はしてましたね」(槙尾)、「お互いの呼吸を合わせてっていうところに注意してました」(岩崎)と、直前、そして本番の様子を伝える。

所属事務所の話題になると、サンミュージックにはインパクトの強い芸人が多く在籍しているため、岩崎は「僕らみたいなものがチャンスを掴むには、こういう大きな大会で優勝するしかないと思ったんで、それが出来て、よかったですね」と感慨深げだ。

最後に「誰に喜びを伝えたい?」と訊かれると、岩崎は「伝えたい人はみんな見てると思うんですけど、奥さんですかね。母親からは『生放送中にお母さんありがとう、っていう言葉を言え』と言われていたんですが、さすがに言えなかったですね(笑)。この場で言ったことにしておいてください」とマスコミにアピール。一方の槙尾も「家族」と答えつつ、「お彼岸なんで、ご先祖様にも」と付け加え、笑いの絶えないまま会見は終了した。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.