俳優の北村総一朗（77歳）が9月20日、前立腺がんの治療のため、出演を予定していた舞台「本当のことを言ってください。」を降板すると、所属する劇団昴が発表した。

北村は8月中旬、都内病院にて前立腺ポリープ内視鏡手術を受けた。その病理検査の結果が9月18日に明らかになり、主治医の診断は「前立腺癌」。早期の前立腺全摘出手術が必要で、現状のまま稽古を続行することは不可能となったことから、このたび舞台降板、および病気の公表となったという。

北村本人としては出演を強く希望していたものの、医師から「速やかな治療が必要」との指導を受け、降板を決断するに至った。

劇団は「久しぶりの出演を楽しみにして下さっていたお客様や関係者の皆様には、ご心配とご迷惑をおかけいたします事をお詫び申し上げます」とファンなどにお詫びしている。