大学生活謳歌する“天才”11歳、米大学の教授「とても優秀」と太鼓判。

2013/09/04 16:54 Written by Narinari.com編集部

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今年も3分の2が過ぎて9月を迎え、一般的な日本の学校では2学期が始まったが、米国では新学年のスタート。多くの子供たちにとっては、さらなる成長を目指して気合が入る時期だが、中でも人一倍やる気に溢れ、周囲から大きな期待を集めている男の子がいるという。11歳の彼は、大学進学適性試験(SAT)で優秀な成績を収め、昨年テキサス州の大学に合格し、物理学者を目指して大学生生活を送っている“天才”だ。

米放送局NBC系列KXAS-TVやCBS系列KTVT-TVなどによると、この少年は、テキサス州フォートワースにあるテキサスクリスチャン大学に進学した11歳のカーソン・ヒューイ=ユーくん。彼は昨年、大学入学に必要な試験SATで2,400点満点中1,770点を記録して合格したそうで、この大学では「おそらく史上最年少」(米放送局ABCより)の学生だ。

「学校が大好きで、特に問題を解いている時が楽しい」と話すカーソンくん。普段はテレビゲームが大好きで、弟と取っ組み合いのけんかもするなど、普通の男の子らしい面も見せる彼だが、母クラレッタさんによれば、天才の片鱗は小さな頃から覗かせていたそうだ。

1歳で字が読めるようになると、その後は数字に高い関心を示すようになり、高校の勉強を始めた5歳からは代数や微分積分にも取り組んでいたという。さらに、ピアノも習い、中国語も話せるというから、秀でているのは数学だけに限らないようだ。

そして10歳で受けたSATでは優秀な成績を収め、この大学に進学。「キャンパスが広い」と戸惑う彼のために、今は母親が一緒に大学へついて行くというあたりは少年らしいが、大学へ行けば「微分積分と物理学、歴史や宗教」の授業に臨み、周りの学生らも認める立派な大学生の顔に変わる。そんなカーソンくんを「とても優秀で、勉強に対して真剣に取り組み、楽しんでいる」と評するのは、彼が取る授業を受け持つ教授。すでに友だちも何人か出来たという彼には、大学側も彼の学生生活を成功へと導くべく、支援のため教授1人を学内の案内役として任命したそうで、母親も含めて多くの大人がサポートしている。

順調にいけば、15歳で大学卒業を迎え「運転免許を取る前に卒業証書が手に入る」ことになるカーソンくん。5歳で私立の高校に通わせるなど、幼い時には「徹底的に教育した」と話す母クラレッタさんも、著しいペースで成長していく息子に信頼も大きくなったのか、大学に入った今は「彼にはまだまだ時間が大いにあるから、急かすつもりはない」と話している。それでも、大学生活を「刺激的」と話す彼はこれまで以上に勉強を楽しんで取り組んでいるようで、物理学者になりたいという彼の夢が叶う日も、そう遠くない時期に訪れるのかもしれない。

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