先日、クロアチア北東部の村にある墓地で、土を掘っていた作業員らが見慣れぬ物体を発見した。人の顔よりもやや大きい程度の物体は白みがかった色をしていて、見方によっては目や口の部分があるような、複雑な形状をしているのが特徴。地中から現れた得体の知れない物体に、地元住民らは「宇宙人の頭ではないか」と疑い、現在専門家へ依頼して正体を特定しようとしているそうだ。

ニュースサイトのクロアチアン・タイムスや英紙デイリー・ミラーによると、謎の物体が発見されたのは、ハンガリーとの国境に近いクロアチア北部のメジムリェ郡にある村。先日、村の墓地で働いていた作業員らが土を掘っていると、地中1メートルほどの場所から不思議な物体が現れ、衝撃を受けたという。そして、何らかの顔のように見えたという彼らは、その物体が「宇宙人の頭だと思った」そうだ。

住民らが地元メディアに話したところによると、「柔らかいゴムのようなもの」でできているという“宇宙人の頭”。また、物体からは男性用の香水みたいな匂いもしているといい、現在管理を任されている村長も「おかしな意見と思われているのは分かっているが、物体が何なのか納得できる説明が浮かばない」として、“宇宙人の頭”説を否定しきれないようだ。物体の正体が気になる村長は、先ごろ専門家に調査の依頼をしたそうで、現在準備が進められている。

クロアチアの村での“宇宙人の頭”出現の一報は、その後一部欧米メディアでも取り上げられて注目を集めている。ただ、多くの人は懐疑的な見方をしているようで、「宇宙人の頭が納得できる説明っていうのもおかしい」「奇妙に形作られた木の一部のように見える」など、自然にある物質が変わった形で現れたものと見ている人が少なくないようだ。

また、今回のものに似たような“謎の物体”発見の話は、中国でもたびたびあることが知られている。まれに地中から発見されるという、粘菌でできた（と推測される）肉の塊のような「太歳」と呼ばれる物体は、バラのような良い匂いがするとの情報もあり、今回のクロアチアの話と比較すると、この太歳と似たような物体という可能性も考えられるかもしれない。いずれにせよ、間もなく行われる見込みの調査でどのような結果が出るのか、地球にはない何かが出てくるのか、いろいろと楽しみなところだ。