尿道にフォーク挿入で抜けず、豪州の70歳男性が救急搬送される事態に。

2013/08/22 04:44 Written by Narinari.com編集部

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好奇心を抱くのは人間にとって大切なことだが、年齢も重ねてそれなりに知識や経験を積んでいる人なら、しっかりとさまざまな状況判断もした上で行動するものだろう。ところが、オーストラリアのある70歳の男性は性的興奮を得ようとして、家にあった長さ約10センチのフォークを尿道に挿入。完全に入りきって取れなくなってしまい、病院で約12時間もの手術を受けるハメになったという。この事実は先頃医師によって報告され、欧米メディアの間で話題を呼んでいる。

豪紙キャンベラ・タイムスや米紙ニューヨーク・デイリーニュースなどによると、この男性の一件は、オーストラリアのキャンベラ病院に勤める3人の医師チームが、医学誌「International Journal of Surgery Case Reports」で報告したもの。ある日、キャンベラに住む70歳の男性が、陰部から出血してキャンベラ病院に救急搬送されてきたという。本人から事情を聞くと、「性的な満足感を得たい」と考え、搬送の12時間ほど前に尿道へ長さ10センチのフォークを柄の部分から挿入。順調に挿入されるも、全部が入りきると今度は抜けなくなってしまい、病院へと運ばれる事態になったそうだ。

報告では男性が搬送されてきたとき、入り込んだフォークは完全に外から見えない状態だったとのこと。しかし、触るとフォークの形を認識できるほどしっかり尿道の中に収まっていたそうで、レントゲン検査で位置を正確に把握した医師たちは、すぐに男性に全身麻酔をかけた上で手術に踏み切った。除去の仕方については、いくつかの方法が検討されたものの、結局、大量の潤滑オイルを使って慎重に抜き出すやり方を選択。幸い特に大きな問題も起きず、フォークは無事に男性の体から取り出された。

今回の一件は珍しいケースで、現状「比較する情報が充分にない話題」であるとして、医師チームは専門家の間でも広く認識してもらうために報告したと説明する。ただ、ときどき針や鉛筆、ワイヤーなどの道具から、ヒルやヘビといった動物まで、さまざまな物を入れた人の例は過去に報告があるとも……。

ともあれ、手術に成功した男性は、その後回復して家に帰されたとのこと。医師チームは、問題に直面した患者に対し、恥ずかしがって治療を避け続ければ、傷ついた部分から死に繋がる感染症を引き起こす危険もあると警告し、もしも自身で対応できなくなったら、速やかに医師の診察を受けるように勧めている。

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