直木賞作品が首位に返り咲き、「ホテルローヤル」が3週ぶり再浮上。

2013/08/22 04:00 Written by Narinari.com編集部

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8月26日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門では、7月17日に発表された第149回直木賞受賞作、桜木紫乃「ホテルローヤル」(1月4日発売・集英社)が、週間4.3万部を売り上げ、先週の4位から上昇、3週ぶりに首位に再浮上した。

本作は8月5日付けで首位を獲得し、2008年4月のオリコン“本”ランキング開始以来初の直木賞作品総合首位を記録したが、今回は、芥川賞・直木賞作品を通じ初の首位返り咲きとなった。

本作は、湿原に建つ北国のラブホテルを舞台に、訪れる客や経営者の家族、従業員など、ホテルに関わる人々の人間模様を描いた7作の短編集。廃墟となった現在のホテルを舞台にした作品から始まり、時間を遡るかたちで構成され、それぞれに問題を抱えた男女の心情が丁寧に描かれている。

8月12日にNHKのニュース番組「ニュースウオッチ9」で特集が組まれたほか、17日には、故郷の北海道・釧路において受賞後道内初のサイン会が行われ、その模様もNHK「ニュース7」をはじめ、大手新聞などで紹介されたことでさらに注目度がアップ。今回の首位返り咲きに繋がったようだ。

8月26日には、直木賞の受賞会見で大ファンであることを発言し話題となったゴールデンボンバーの鬼龍院翔がパーソナリティを務めるニッポン放送のラジオ番組「ゴールデンボンバー・鬼龍院翔のオールナイトニッポン」(毎週月曜深1:00)への念願の出演が決定。今後のセールスの伸びにも大きな影響を与えそうだ。

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