ノムさん×池山の“師弟”復活、神宮球場のスタンドから大きな歓声。

2013/08/15 05:04 Written by Narinari.com編集部

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野村克也氏が8月14日、映画「ローン・レンジャー」の公開を記念して行われたヤクルトvs.中日(神宮球場)での始球式に登場し、池山隆寛コーチとの一夜限りの“キモサベ師弟関係”が復活した。

軽快なウィリアム・テル序曲が流れる中、「ヤクルトスワローズのレジェンド!」というMCの呼びかけで登場したノムさん。“ローン・レンジャー”風のコスチュームを身にまとったノムさんのサプライズ登場の後、さらにノムさんの“キモサベ”であるヤクルトの池山コーチがバッターとして打席に立つと、客席からは割れんばかりの歓声が沸き上がった。

また、この日の球場は、ノムさんやトント隊/ローン・レンジャー隊のみならず、審判・一塁ベンチ、バックネット裏付近の観客、そしてベンチで見守るヤクルトスワローズの選手までもが、ジョニー・デップ演じる白塗り“トント”のお面を付け、球場は「ローン・レンジャー」一色に。

そしてピッチャーを務めるトント隊の1人が投げた“キモサベ・ボール”は大きく外れ、池山コーチがその球を大きくスイング、残念ながらノムさんがトントからのボールをミットに収めることは出来なかった。

また、会場に対してノムさんは「映画『ローン・レンジャー』は、正義感あふれるいい映画に仕上がっているので、ぜひ見に行って下さい。僕は出ていませんけど(笑)」と観客を笑わせながらも、しっかり映画をアピール。最後に中日の谷繁元信捕手に対して、「中日のユニホームは着たことがないので、ぜひ呼んでください」と自身をPRし、始球式は無事に終了となった。

囲み取材では久しぶりに古巣の神宮球場に戻ってきたとことについて、「久しぶりだったよ。日本一になった場所なので、神宮球場での9年間は最高の思い出です!」と、現役監督時代を振り返りながら懐かしそうにコメント。

そして、この日着用したローン・レンジャーンの衣装については「気に入っているのは帽子かな。ただ、いい顔をマスクで隠されたのは気に食わない」と得意の“ぼやき”を披露しながらも、気に入った様子を見せた。

また「監督にとっての“キモサベ”は?」という質問に対して、「長いこと生きているんだから、そりゃたくさんいるよ」と答え、「具体的には?」というさらなる問いかけに、「サッチー(笑)」と答え、おしどり夫婦ならぬ“キモサベ夫婦”感溢れる仲の良い様子を見せた。

話は転じて、プロ野球で現在注目している選手の話題になると、日本ハムの大谷翔平選手の名前を挙げ、「ピッチャーになるべきだ」を熱く語り、さらに監督の“キモサベ師弟”の楽天・田中将大投手に話が及ぶと、「神の子は、神の元を離れて素晴らしい選手になってくれたので、陰ながら喜んでいます」と嬉しそうに語った。

最後に、セ・パ両リーグの優勝予想を求められたノムさんは「簡単だよ。セ・リーグは巨人、一強五弱だね。パ・リーグなら西武かな……ソフトバンクかな……パ・リーグは難しいな」と予想。最後にマスクを外して欲しいとのリクエストに、「ばぁ〜。やっと、いい顔が出せるな」と笑顔を見せ、囲み取材は終了した。

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