今週8月19日付けのオリコン“本”ランキングコミック部門では、現在社会現象となっている諫山創「進撃の巨人」の最新11巻（8月9日発売・講談社）が、前10巻で記録したシリーズ最高週間売上41.7万部の約1.8倍となる週間76.4万部を売り上げ、シリーズ通算6作目の首位を獲得した。

また、シールやポストカードなどが付いた「〜 特装版」も4位にランクインしたうえ、同時発売の公式スピンオフコメディ「進撃！巨人中学校」最新2巻も16位に初登場している。さらに、最新11巻の好調を受け、今週は既刊の10巻もすべて順位を上げた。

「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ人食い巨人と人類との戦いを描いた物語。巨人の正体や人類の謎など、未だに多くのことが謎であることや、圧倒的で残酷な世界観などが人気の秘密となっている。

「このマンガがすごい！ 2011」（宝島社）“オトコ編”で1位を獲得するなど元々の人気に加え、今年4月からスタートしたテレビアニメが話題となり人気が拡大。オープニングテーマやアニメBlu-ray作品がランキング上位を獲得するなど関連商品もヒットしている。

10月12日（土）には、主要キャストによる朗読劇や劇中音楽を手掛けた澤野弘之によるライブも行われるスペシャルイベント「『進撃の巨人』 Reading＆Live Event『Attack 音体感』」の開催が決定するなど、今後の話題も豊富だ。どこまで売り上げを伸ばすかに期待がかかる。

そのほか今週のコミック部門は、来年2014年夏にアニメ映画化が決定したしげの秀一「頭文字＜イニシャル＞D」の最新47巻（講談社）が7位、藤原ヒロ「会長はメイド様！ 17」（白泉社）が9位に初登場した。