久々帰省の子と母が熱い抱擁、英航空会社の感動的なCMに絶賛の声。

2013/08/12 17:10 Written by Narinari.com編集部

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英航空会社のブリティッシュ・エアウェイズは、現在、インドから北米20都市以上に路線を就航している。その印米路線をPRするために作られた、1組の母子にスポットを当てた5分以上にわたるウェブCM動画が、大きな反響を呼んでいるようだ。

この動画は、7月29日付でYouTubeに投稿された「British Airways India -- A Ticket to Visit Mum」(//www.youtube.com/watch?v=WPcfJuk1t8s)。タイトルの通り、遠く離れた場所に住む子どもが里帰りをして、母親と久々の再会を果たす様子を描いたドキュメンタリー風の作品だ。登場するのは、ニューヨークに住むインド人男性ラトネシュ・デュベイさん。15年ほど前に渡米した彼は、現在俳優やコメディアンとして、米国で忙しい毎日を送っているという。

動画は昔を振り返る彼のナレーションと共に、17歳まで過ごしたインド・ムンバイの街並みを紹介する映像からスタート。そして彼が母アリカさんの話に触れると、今度はムンバイで生活する母親のインタビューに切り替わる。数学の成績が優秀だった彼が、先生の勧めで渡米を決めた時の喜びを話す時の彼女の口調は、誇らしさを表すように力強い。しかし、遠く離れて暮らす息子への思いを話し出すと、「すごく会いたい」と涙ぐみ、ずっと抱き続けてきた寂しさが募ったようだ。

そんな母が、オクラを使ったビンディ・マサラというインド料理を作っている様子もインタビュー途中で流される。彼が小さい頃から大好きだったという“おふくろの味”を、ブリティッシュ・エアウェイズからニューヨークの彼に届けると言われ、彼女が久々に息子のために作っている様子を撮影したものだ。

ニューヨークにいるはずのラトネシュさん、実はそのシーンをスタッフと一緒にモニターでジッと眺めていた。キッチンに立つ母親の姿をじっと見続ける彼は、母親を喜ばせるためにサプライズとしてムンバイの実家に帰っていたのだ。

タイミングを見計らってスタッフに合図されると、キッチンに顔を出して「マミー」と声をかける息子。久々に再会を果たした母親と息子の抱擁シーンからは、2人の嬉しさが溢れんばかりに伝わってくる。

この動画は米メディアに「心温まるコマーシャル」などと紹介されて評判となり、動画ページにも感動の気持ちを記した多くのコメントが書き込まれている。母アリカさんが「素晴らしい瞬間」と話した、息子がキッチンに顔を出す瞬間の映像は動画の終わりで紹介されているので、5分21秒の動画を、ぜひ最初から最後まで一度しっかり見ていただきたい。

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