先日、妻と一緒に食事へ出かけたという米国のある男性。最後に出された“フォーチュンクッキー”を手にした彼は、中から「すぐに大金が手に入るでしょう」と書かれた占いの紙を目にしたという。多くの人は「そうなれば良いな」と思うくらいですぐ忘れそうなところだが、占いを信じて翌日にスクラッチ式宝くじを買ってみると、信じた彼に幸運が舞い降り、2等100万ドル（約1億円）を射止めたそうだ。

米放送局ABCやABC系列WCVB-TVによると、占いを信じて1億円を当てたのは、マサチューセッツ州サウスウィックに住むウィリアム・ジョンソンさん。7月中旬、彼は妻と一緒に食事へ出かけた際に、飲食店で食後に提供され、中に占いの紙が入っているフォーチュンクッキーへ手を伸ばした。1個取った彼がクッキーを割ると、中から出て来た紙には「すぐに大金が手に入るでしょう」のメッセージ。そこで翌日、彼は近くの通りにある店で、スクラッチ式宝くじを10ドル（約1,000円）分購入した。

彼が買ったのは、1等300万ドル（約3億円）が2本、2等100万ドルが3本当たる宝くじ。すぐにはくじに手を付けなかったジョンソンさんは、数日経ってからやっと削ってみた時、自分のくじが当せん確率「350万分の1」とされる2等100万ドルに当たっていると分かった。そして7月22日、彼は見事に賞金を手に入れた。

宝くじの運営元マサチューセッツ州ロッタリーに対し、当たったお金で「湖畔に別荘を買おうと思う」と話したジョンソンさん。偶然手にしたフォーチュンクッキーから、占い通りの幸運がもたらされた現実を大いに喜んでいるようだ。占いは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とも言われるが、その人自身が信じるか信じないかといった面も、幸運を引き寄せる可能性に大きく影響しているのかもしれない。