日本版「許されざる者」ベネチアへ、渡辺謙ら出演の名作リメイク。

2013/07/26 04:25 Written by Narinari.com編集部

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1993年の第65回アカデミー賞で、最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞したクリント・イーストウッド監督・主演の名作を、「悪人」「フラガール」の李相日監督がリメイクした「許されざる者」が、第70回ベネチア国際映画祭の特別招待作品に選出された。

歴史と権威あるベネチアに招待されたことについて、監督は「スタッフ・キャストの大いなる志が、ベネチアへの道を拓いてくれました。日本映画として生まれ変わった『許されざる者』を世界に発信できることを誇りに思います」とコメント。

また、主演を務めた渡辺謙は「このたびベネチア国際映画祭にお招き頂くことになりました。『許されざる者』という良く知られている話が、日本の風土の中にどう染み込んでいるのか、それが外国の方々にどう受け止められるのか、とても楽しみです」と、今から映画祭での反応が楽しみなようだ。

そして佐藤浩市は「北米発信のこの映画が、日本で生まれ変わり世界に届く、映画は共通言語です」、柄本明は「『許されざる者』が海を渡るのかぁ、日本人の魂がどう観客に伝わるのか、楽しみだ」とそれぞれコメントを寄せた。

なお、映画祭での上映日は9月6日の予定。それにあわせて、キャスト、監督もイタリアへ渡る予定だ。

映画「許されざる者」は9月13日(金)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。


☆ストーリー

舞台は1880年、明治維新期。「二度と刀は抜かない。」かつて“人斬り十兵衛”と恐れられた男が、愛する妻と出会ったことで、ようやく見つけた違う生き方。しかし、妻亡き後、最北の地で幼い子供たちと極貧生活を送るなか、昔の仲間・金吾が“賞金首”の話を持ってやってくる。賞金首を追う彼らの前に立ちはだかったのは、町を治める絶対的な支配者・一蔵。

自分のためなら二度と手にすることのなかったはずの刀を、男が再び抜き放つとき、その壮絶な光景から目を逸らすことはできない。ぶつかり合う魂の応酬が、かつてない胸の震えを突きつける。

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