「潮騒のメモリー」ついにCD化、28年の月日を経て春子の夢が叶う。

2013/07/20 07:44 Written by Narinari.com編集部

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NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の挿入歌で、小泉今日子演じる天野春子が歌う「潮騒のメモリー」のCD化、および配信が決定した。CDは7月31日に発売、配信は7月20日よりレコチョク、NHK SOUND、iTunes Storeにて着うた、メロディコール/待ちうた、iTunes着信音のみの先行配信スタートとなる。

「潮騒のメモリー」は脚本の宮藤官九郎作詞、音楽の大友良英、そしてSachiko M作曲による、“1986年に公開されたアイドル映画「潮騒のメモリー」の大ヒット主題歌”とのコンセプトで作られたオリジナルソング。春子がカラオケで歌唱するシーンがオンエアされるや否や、80年代テイストが見事に再現された懐かしいメロディーと、「千円返して」「三途の川のマーメイド」などクドカンワールド炸裂のユーモアとアイドルソングへのオマージュが散りばめられた詞がたちまち話題を呼んだ。

その後も能年玲奈、橋本愛演じるアキ&ユイコンビの“潮騒のメモリーズ”によって歌い継がれ、ドラマの展開の重要な鍵を握るもうひとつのテーマソングともいえる曲に。そして、長らく音源リリースが熱望されていた。

7月19日オンエア回では、この曲に秘められた謎がついに判明。劇中に登場する大女優・鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)主演の映画主題歌として、鈴鹿ひろ美自身が歌い大ヒットしたという設定の「潮騒のメモリー」は、実は春子が影武者として歌っていた――という衝撃の事実が明らかになった。

劇中でアイドルを目指していた春子がかなえられなかったCDデビューの夢。今回満を持してのCDリリースは、“17歳の天野春子が歌う「潮騒のメモリー」”として、28年の月日を経て春子の夢がかなえられる形となる。

春子役を演じる小泉は「楽曲の世界観を大切に、もう全力で17才のマーメイドな気分で歌いました」とレコーディングに臨んだ際の想いを語っている。

“1986年の大ヒット曲”というコンセプトのもと作られた楽曲にちなみ、初回盤はアナログEP風の紙ジャケ仕様。価格も当時のアナログEP盤と同じ700円というスペシャルプライスだ。

そのジャケットにはドラマ劇中で使用された鉄拳のパラパラ漫画で表現された映画「潮騒のメモリー」の名シーンをコンパイル。また、初回盤の購入者には、ファンならずとも絶対に手に入れたくなる「潮騒のメモリー」のプレミアムアナログEP盤が当たる抽選応募ハガキが封入されている。

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