米ミズーリ州のある町で起きた、“女性のビキニ”を巡る出来事が話題を呼んでいます。
米放送局KSHBテレビなどによると、カンザスシティ近郊のインディペンデンスに住むマデリン・シェファーさん(43歳)は先日、市営のプール施設「アドベンチャー・オアシス・ウォーター・パーク」に親戚の子どもたちと出かけました。すると施設内で突然、若い従業員から呼び止められると、彼らは彼女のビキニが「肌を露出しすぎで、公共の場に好ましくない」として、衣類で隠すか、もしくはプールの敷地内から今すぐ出て行くようにと、マデリンさんに選択を迫ったのです。
この従業員の言葉にビックリしたマデリンさん。なぜなら周りを見渡せば、彼女よりもっと若い女性たちが何人もビキニ姿で泳いでいたからです。なぜ私だけが? と理不尽に感じたマデリンさんは、プール施設のマネージャーと話をしたいと申し出ました。しかしやって来たマネージャーも同様に「ビキニが小さすぎて、他の人々に目障りになる」と主張し、憤慨した彼女は追い出すつもりなら警察を呼びなさいと対立。そして、実際にやって来た警察官によって、マデリンさんはプール施設から退去させられたのです。
KSHBテレビのインタビューを受けたマデリンさんは、今回の出来事は彼女の年齢、そして体型に対する差別だと主張。インタビューが放映されると、彼女に同情する声や、やはり公共の場では身なりを考えて欲しいといった意見など、米国のネットではさまざまなコメントが飛び交っています。
人種差別を筆頭に、宗教や年齢といった色々な差別に対して敏感な米国だからこそ、マデリンさんが遭遇した今回の出来事は人々の注目を浴びているのかもしれません。皆さんはどう思われますか?