“真選組”銀魂7年にしみじみ、「本当に終わるの?」に監督は…。

2013/07/13 18:27 Written by Narinari.com編集部

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7月6日〜7日の2日間で2億8,185万9,900円の興行成績を挙げ、劇場版前作「劇場版銀魂 新訳紅桜篇」(興行収入10.6億円)の140%以上のオープニング興行成績を記録した「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」。好調な滑り出しのまま公開2週目を迎えた7月13日、千葉進歩(近藤勲役)、中井和哉(土方十四郎役)、鈴村健一(沖田総悟役)、太田哲治(山崎退役)ら真選組メンバーと藤田監督による舞台挨拶が行われた。

本作での真選組の描き方について、「それぞれ見せ場があってちゃんと責務を果たせたかなという気持ち。いいところで全員がからめたかな」と藤田監督。未来のシーンではビジュアルが変化していることについて、太田から「檻の中のゴリラ役」と言われた千葉は「そう言われるのも慣れてきた(笑)」と返し、中井は「中身は何も変わらずいつも通り。土方十四郎本人がどうというよりエリザベス役で登場した、ある大御所声優さんと一緒に戦えたのは男の子の夢なので、心躍りました」と豪華キャストとの共演について語った。

藤田監督は原作者の空知先生との作品作りについて「大体飲んでました(笑)」とおどけつつも「大きなストーリーの流れは基本的におまかせして、ギミックや映画ならではのスケールなど、できることはこちらから投げかけたりした」と言い、さらに「戦闘シーンは先生からのネームに「激闘」と2コマ程書いてあるだけだった」と暴露。これにはキャスト陣も驚きを隠せない様子だった。

その戦闘シーンについて、千葉が「今どきらしい戦い。戦闘シーンが俯瞰から入ったりとスピード感も壮大だった」と語り、中井も「本気を出すと実はすごいんですよね」と冗談交じりに褒めると、監督が「追い詰められないとできないタイプ。ギリギリまで時間を使って作りました」と答えると鈴村が「夏休みの宿題みたいな?もう本当に間に合ってよかったです」と和気あいあいの様子だった。

2006年のテレビアニメ開始から7年、真選組メンバーが出演しない回もあったとしつつ、鈴村は「『アニメが再開します』と言われてから全然呼ばれなくて本当に再開したのか疑っていた」と言い、中井は「(出番が少なくても)われわれ真選組メンバーだけは団結しよう、と言っていたら近藤局長(千葉)だけが呼ばれていて疑心暗鬼になったことも」と話し、太田も「あまり7年経ったという気がしない」と思い思いに語るも、最後には全員で「長いことやってるんだねぇ」としみじみ振り返った。

最後に、太田が、監督にアニメ「銀魂」は本当に終わるのかと問いかけると「今回の映画は結構出し尽くしたし、いろいろ詰め込んできれいに締めたつもり。でも僕らが終わると思っていても、映画がヒットしてくれたら大人たちが黙っていないはず(笑)」と含みながらいうと、観客からは今日一番の大きな拍手が。これには鈴村も「とってもいい映画だったでしょ? 銀魂らしいというか、集大成の映画だなと。これからも続いて欲しいなというのが大人たちと僕たちの願い」とあいさつ。スタッフ・キャスト、駆けつけたファン全員の「銀魂」愛であふれる舞台挨拶となった。

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