連ドラ「半沢直樹」原作も好調、先週の100位圏外から一気に急上昇。

2013/07/11 04:01 Written by Narinari.com編集部

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今週7月15日付けのオリコン“本”ランキング文庫部門は、池井戸潤の最新描き下ろし文庫「ようこそ、わが家へ」(7月5日発売・小学館)が、週間売上1.9万部で7位となり、初登場TOP10入りを果たした。文庫部門TOP10入りは、2011年11月28日付けの「鉄の骨」(講談社)での9位以来2作目。

本作は、真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一が、ある夏の日に、駅のホームで割り込み男を注意したことで、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する一方、出向先の会社では営業部長に不正の疑惑を抱いたことから、窮地に追い込まれていくという“身近に潜む恐怖”を描いた作品だ。

また、今週は池井戸作品が好調。まず先月発売された「民王」(文藝春秋)は、先週43位から37位に上昇した上、7月7日より堺雅人の主演でテレビドラマがスタートした「半沢直樹」(TBS系)の原作「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」(共に文藝春秋)が、いずれも先週の100位圏外から40位、57位に急上昇。ドラマの初回視聴率が今期ドラマ最高を記録し、視聴率・内容共に高い評価を受けているため、新作と共に今後どこまでセールスを伸ばすかに注目だ。

そのほか今週の文庫部門は、小野不由美の「十二国記」シリーズ最新刊で12年ぶりの短編集「丕緒の鳥十二国記」(6月26日発売・新潮社)が週間売上6.7万部で先週に続いて首位を獲得。浅田次郎の「終わらざる夏」の上巻(集英社)が先週の14位から上昇し9位に初TOP10入り。

同付コミック部門は8作品がTOP10に初登場。1位は岸本斉史「NARUTO-ナルト- 65」(集英社)が週間62.2万部で通算17作目の首位に。そのほか松井優征「暗殺教室5」(集英社)、空知英秋「銀魂−ぎんたま− 50」(集英社)などが続き、佐藤健の主演で続編の実写映画化が決定し話題となった和月伸宏「るろうに剣心特筆版下」(集英社)が10位にランクインした。

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