安藤裕子が6年ぶり映画主題歌、「四十九日のレシピ」でアロハオエ。

2013/07/10 12:01 Written by Narinari.com編集部

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女優の永作博美(42歳)が主演を務める映画「四十九日のレシピ」のポスタービジュアルが、7月10日に解禁。また、本作の主題歌「Aloha oe」を、シンガーソングライターの安藤裕子が担当することも決定した。

本作は、映画各賞を総ナメにした「八日目の蝉」以降初の映画主演となる永作のほか、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子など旬なキャストが集結する、心温まる感動作。今回解禁されたポスターは、ある日突然母を亡くし、そんな母から大切なことを聞きそびれた娘(永作)、そして妻を亡くし茫然自失の父(石橋)の親子が、さまざまな感情を胸に前を向いて佇んでいる、思いの詰まったビジュアルとなっている。

また、安藤が歌うのは、劇中の“四十九日の大宴会”を繰り広げるシーンで重要な役割を担うハワイアンを代表する鎮魂歌「アロハオエ」。この曲に安藤が日本語詩を書き下ろし、本編を優しい歌声で包み込むように盛り上げている。

今回の主題歌について安藤は「アロハオエ。さよならも愛してるもこの一言で伝えられる。今回この曲を歌って欲しいと言われたとき、最初はとても戸惑いました。ハワイアンなんて知らないんだもの。ハワイアンバンドをやっていた父に思わず連絡してしまった。だけど本編を見て、歌える。そう思いました。毎日毎日、多くの人が大切な人を失い泣いている。そしてゆっくり前に進んで行く。私だってそう。だから歌えたんだと思います。またいつかどっかで会えるんだろう」とコメント。

また、タナダユキ監督は「初めてお会いした時の彼女は、青いニットを着ていて、そこからのぞく透き通る肌はとてもきれいだった。茶目っ気と研ぎすまされた感性に、少女のような雰囲気を持ちながら、大人の女性の美しさを持った人だと思った。映画の最後は『Aloha Oe』と決めていた。誰の声で“去り行く人に送る唄”を聴きたいか。思い浮かんだのは、安藤裕子さんの透明感溢れる優しく甘く切ない歌声だった。映画を作ることは、簡単には行かない。色々なことがある。出来上がった『Aloha Oe』を聴いた時、全てが報われた気がした。儚げなのに力強い奇跡のような歌声。それは映画という枠すら超えて、より多くの人に届いて欲しいと願わずにはいられない、“安藤裕子にしか唄えない” Aloha Oeだった」と絶賛している。

なお、安藤が映画の主題歌を担当するのは、2007年に公開された「自虐の詩」の主題歌「海原の月」以来6年ぶり。また、安藤と永作のタッグは、2006年に話題となった月桂冠のCM以来2度目となる。

映画「四十九日のレシピ」は11月9日(土)新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国ロードショー。


☆「四十九日のレシピ」あらすじ

熱田家の母・乙美が突然死んだ。夫の良平(石橋蓮司)は茫然自失になり、娘の百合子(永作博美)は父が心配だからと実家に戻ってくるが、本当は自らの夫(原田泰造)との間に問題を抱え、憔悴しきっての帰郷だった。

そんな折、百合子と良平の元に派手な服装の不思議女子イモ(二階堂ふみ)と、日系ブラジル人の青年ハル(岡田将生)が現れる。生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見にきたのだと言うイモは、乙美がとある「レシピ」を書き残していること、そして四十九日には法要ではなく大宴会をするのが乙美の希望だったということを2人に伝える。

こうして、“四十九日の大宴会”を迎えるまでの、おかしな4人での共同生活が始まるが――。

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