名投手に敵チームが粋な演出、“折られたバット”で制作の椅子贈る。

2013/07/09 16:42 Written by Narinari.com編集部

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MLBのニューヨーク・ヤンキースでクローザーとして活躍するマリアノ・リベラ投手(43歳)。メジャー最多の通算セーブ数記録(※7月9日現在、637セーブ)を持っている名投手ですが、今シーズン後に引退することを宣言しています。   

彼が得意としている球種はカットボールと呼ばれるもの。彼がボールを投げると「バットがへし折れる」と言われるほど、対戦するバッターから恐れられてきました。

そんなリベラ投手を讃えるため、先日、ミネソタ・ツインズ対ヤンキース戦の試合前に、ツインズの監督と選手らが、へし折られたバットをリサイクルして作ったというロッキングチェアをプレゼントしました。同チームでは折れたバットも大切に保存しており、その中でもリベラ投手のボールによって折れたものは数が多いそうです。

ツインズのロン・ガーデンハイアー監督は、このプレゼントを手渡す際に「この椅子は『ブロークン・ドリームス』と名前をつけました」とコメント。バッターがヒットやホームランを夢見てバッターボックスに立ったのに、その夢が無惨に壊されてしまったという象徴なのだそうで、「その夢のほとんどを、君が壊してくれたからね」と、リベラ投手に向けプレゼントの意味を説明しました。

対戦相手からのサプライズな贈り物に、リベラ投手は嬉しそうに笑顔を見せ、ガーデンハイアー監督と固い握手を交わしながら、感謝の言葉を述べたそうです。将来、この椅子にゆったりと座りながら、リベラ投手には思い出に浸ってもらいたいものですね。

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