フィギュアスケートの安藤美姫選手(25歳)が7月1日、インタビュー出演した「報道ステーション」(テレビ朝日系)の中で、今年4月に3,350グラムの女児を出産し、母になっていたことを告白した。結婚はしていないという。また、子どもの父親についての言及もなかった。
インタビューによると、安藤選手は昨年10月に妊娠が判明。出産するか否か、「最後まで迷った」ものの、「自分は(赤ちゃんと)さよならしてしまうという答えが嫌だった」との思いが強く、出産を決意したという。そして妊娠判明当初は「スケーターとしての自分のことや立場を考えて、最初は皆さんから反対されたこともあった」と、涙を流しながら振り返った。
番組では、赤ちゃんを抱く安藤選手の“母の姿”も紹介されたが、子どもについては「かわいいなぁと思います。親バカ始まってますね。かわいいしか思わない。本当に」と、にこやかな表情で思いを語った。
また、インタビューでは恋人同士と噂されたニコライ・モロゾフコーチとの関係にも言及。師弟関係を打ち切った理由は「引退するまで彼と一緒にやりたいという100%の気持ちでいたんですけど、断られてしまったのでどうにもできなかった」と告白。
また、「恋人同士だった?」との直球の質問には「良い関係でした。リンクサイドにいると力強くいれるというか、練習でダメでも本番でできるという気持ちにさせてくれる存在だった」と語るに留め、「最後の最後までこの先生に見守られてリンクを去りたいなという風に思っていたので、『コーチできない』といわれたときには理解できなかったというか……」と胸中を明かした。
なお、スケート選手としては今シーズン限りで現役を引退。ソチ五輪を目標に、母として、最後のシーズンに挑むという。