“スマホはNG”会話促すグラス、「オフライン・ビアグラス」が話題に。

2013/06/24 09:22 Written by Narinari.com編集部

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仲間と顔を合わせていても、頻繁にスマートフォンを気にして触り続けている――。昨今、そんな光景は特に珍しいものではないが、そうした人たちに対して「酒の席では会話を楽しめ」とばかりに、ちょっとしたアイデアを加えたビアグラスがブラジルで作られ、話題を呼んでいる

豪ニュースサイトnews.com.auや英紙デイリー・メールなどによると、このビアグラスはブラジルの広告代理店が制作した、その名も「オフライン・ビアグラス」。ブラジル・サンパウロにあるバーは最近のお客さんについて、人と一緒に来店しているのに会話をせず、スマホを操作し続けている姿をよく目にするようになり、バー側としても気になっていたという。

そこで、解決策を模索したバー側が広告代理店に相談を持ちかけ、考案されたのが話題の「オフライン・ビアグラス」。一体どのような代物なのか、それは5月30日付でYouTubeに投稿された動画「Salve Jorge Bar presents The Offline Glass Salve Jorge Bar Online Advert」(//www.youtube.com/watch?v=7VM6IOOtK-Y)で確認することができる。

動画を見れば、なぜ“オフライン”との名前が入ったのかは一目瞭然。グラスの底半分がカットされて作られた段差には、ぴったりスマートフォンが収まるように設計されていて、普通に置こうとすると安定せずに、自立できないようになっている。つまり、「オフライン・ビアグラス」を使わせることでテーブルにスマートフォンを置かせ、ゆっくり友人らとの会話を楽しんで欲しいとの狙いが込められているわけだ。

「オンラインの世界から救う」との宣伝文句で登場した「オフライン・ビアグラス」には、水滴がスマホに落ちないように細かな工夫を施しているとも。バーの店主は「友人や職場の同僚と集まって、おいしい料理や冷たいビールに囲まれた楽しい時間を過ごして欲しい」と話しており、訪れた客たちがスマホを手放した時間を満喫するよう期待しているそうだ。

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