「病院行きたくて」救急車盗む、救急隊員不在の隙に乗り込みトンズラ。

2013/06/13 15:01 Written by Narinari.com編集部

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人の生死に関わる救急医療の現場では、あらゆる面で迅速な対応が求められるが、中国では先日、エンジンをかけたまま停車していた救急車が何者かに盗まれるという事件が発覚。搭載されていたGPS機器のおかげで盗難車はすぐに発見されたものの、現場は一時パニックに陥ったという。

中国紙京華時報などによると、この事件は6月5日午後3時過ぎに起きた。119番通報を受けて北京市豊台区のマンションに向かった救急隊員が、患者の部屋に向かった矢先の出来事だ。患者を運び出そうと担架に乗せて戻ったところ、あるはずの救急車が消えていた。焦った隊員らはすぐに警察に連絡。同時に患者搬送のための別の救急車両の出動を要請した。

「若い男が救急車を運転していった」との近隣住民の目撃情報があったことから、警察は捜査を開始。幸い盗まれた車両にはGPS機器が備え付けられていたため、それから間もなくして容疑者とともに無事“確保”できたという。ちなみに、盗まれた救急車は車体と設備など合わせて100万元(約1,600万円)以上の価値があった。

後日、警察の取り調べで判明したのは、救急車を盗んだのは27歳の無職の男。救急車を盗んだ動機は「その日は心臓の調子が悪く、たまたま道ばたで救急車が停まっているのを見かけ、運転して病院に行こうとしました」とのことだった。

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