キュートな盲目犬の人気爆発、偉大な歌手と同名“レイ・チャールズ”。

2013/06/05 17:48 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


米国でいま、大きな注目を集めている1匹の犬がいる。かの偉大な歌手の名前を授かった“レイ・チャールズ”は、目が見えない生後5か月のゴールデンレトリバー(オス)。当初は売却を期待できないブリーダーに処分の検討もされていたものの、幸いにして事情を知った男性が引き取り、その後、犬の専門誌サイトに写真を投稿したところ人気投票で選ばれ、以来Facebookページも人気を呼ぶほど話題の犬となっているそうだ。

米放送局NBCや米紙ニューヨーク・デイリーニュースなどによると、“レイ・チャールズ”は昨年12月、ブリーダーの下で4頭のメスと一緒に誕生。しかし間もなく、活発に動き回る姉妹とは対照的に、彼の臆病な様子に気が付いたブリーダーが獣医に見せたところ、彼の目が見えていないことが分かった。障害を持った犬は引き取られる可能性がかなり低いとあって、彼の目の状態を知ったブリーダーは当初処分も検討していたそうだ。

そんな彼を今年2月に引き取ったのが、マサチューセッツ州ストーンハムに住む24歳の男性、アンドリュー・フェールズさん。すでに3匹のゴールデンレトリバーを飼っていたフェールズさんは、友人から生まれたばかりの盲目犬の話を聞き、処分されるくらいならと引き取る意思が湧いたそう。そこでブリーダーに直接連絡して、迎え入れた彼を“レイ・チャールズ”と名付け、3匹の先輩たちと一緒に世話を始めた。

「とても忠実」と可愛がるフェールズさんは、3月には彼のFacebookページも開設。服を着せたりサングラスを掛けさせたりした、愛らしい“レイ・チャールズ”の写真を紹介し始めると、程なくして「モダン・ドッグ」という米国の犬専門誌サイト上で行われている、「今週の顔」を選ぶコンテストにも投稿した。すると3,500票以上の投票を受け、“レイ・チャールズ”は見事優勝。最近になって欧米メディアで紹介された影響も手伝って、彼のFacebookページも多くの人から注目を集めるようになった。

その勢いを物語るように、5月末頃で6,400ほどだったページに対する「いいね!」の数は、数日足らずで10倍の約6万3,000(6月3日現在)に急上昇。頻繁に更新されている彼の散歩中や寝顔を撮った写真にも、軒並み多くの「いいね!」やコメントが寄せられている。

また最近では、フェールズさん宅から近いボストンを本拠地とするプロアイスホッケーチームのサポーターが、試合に招待しようとオンライン上での署名活動を始めるなど、彼に対する注目度は増すばかりのようだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.