屋外の緊迫出産シーンが話題に、病院到着も間に合わず車いすで出産。

2013/05/31 08:41 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


子どもの誕生の瞬間を写真に収めたいと願う親は少なくありませんが、そのためにフォトグラファーを雇っていた米フロリダのある妊婦さんは、予期せぬ場所で赤ちゃんを出産。同行していたフォトグラファーも、驚きつつ出産シーンをカメラに収めました。そして、その写真がいま、米メディアで大きな話題を呼んでいます。

赤ちゃんの誕生をテーマにした家族写真を専門とするフォトグラファー、エミリー・ロビンソンさんは、エイミー・ベス・カバレッタさんと、夫・ジョーさんからの依頼で、このカップルにとって2人目になる赤ちゃんの誕生の様子を写真に収める仕事にあたっていました。

エイミーさんは1人目の出産の際、楽なお産だった上に、スピーディに赤ちゃんが出てきたそう。そのため、ロビンソンさんはエイミーさんから、「自分が産気づいた場合は病院で待ち合わせるのではなく、出来れば家から一緒について行き、生まれる瞬間のタイミングを逃さないように」とお願いされていたそうです。

依頼主の希望を叶え、エイミーさんの陣痛が始まったとの連絡を受けたロビンソンさんは、早速一家の自宅へ。そして、病院まで一緒に行くことになったのです。ロビンソンさんは彼らが病院に到着した時の様子を「これといってパニックに陥った感じではなかった」と語っていますが、車から出てきたエイミーさんは、壁にもたれると「赤ちゃんが、出てくるわ!」。

病院からは助産婦が駐車場まで出てきて待機していたため、助産婦はエイミーさんを車いすに乗せると、かがみ込んでエイミーさんのお腹から出てきた赤ちゃんをキャッチ。ロビンソンさんは、この瞬間を逃さずカメラのシャッターを切ったのです。

そうして撮影された一連の写真は、緊迫した事態ながらも落ち着いた様子でエイミーさんを助ける助産婦の姿、赤ちゃんの誕生に思わず笑顔になる父親ジョーさんの表情、出産後ようやく病院の中に運ばれるエイミーさんの赤ちゃんを抱く嬉しそうな様子など、眺めているだけで感動してしまうシーンばかり。その道のプロであるロビンソンさんでも「こんな体験は初めて」と語り、「とても素晴らしくて、美しい出産シーンだった」と、自身のブログで振り返っています。

なお、生まれてきた赤ちゃんとエイミーさんは、産後も健康に全く問題ないそうです。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.