村上春樹効果で「巡礼の年」UP、作中登場曲の国内盤が廃盤から復活。

2013/05/21 04:00 Written by Narinari.com編集部

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村上春樹3年ぶりの新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の作中に登場する「巡礼の年」を収録した、ラザール・ベルマン(享年74)のアルバム「リスト:巡礼の年全曲」(ユニバーサルミュージック)の国内盤が5月15日に再発売され、初週で0.3万枚を売り上げ、5月27日付けのオリコン週間アルバムランキング(集計期間:5月13日〜19日)で初登場24位を獲得。クラシック部門では、4月15日付け以来6週連続首位を続けていた「佐村河内守作曲:交響曲第1番<HIROSHIMA>」(2011年7月発売・今週総合28位)を抑え首位となった。

また、今週は2002年6月発売の同CDの輸入盤も前週の300位圏外から47位に急上昇。発売11年目で初のTOP100入りを果たしている。

19世紀に活躍したハンガリー出身の作曲家・フランツ・リストによるピアノ曲「巡礼の年」が同小説の中に、サウンドトラックor BGM的な重要な位置づけで登場することから、このラザール・ベルマン版も一躍脚光を浴びることに。同CDの国内盤は小説が発売された4月12日の時点では廃盤となっていたが、問い合わせが殺到したため、急遽再発売が決定した。店着日の14日の売上を集計した5月14日付けのデイリーアルバムランキングでは総合11位を獲得するなど、ヒットを記録している。

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