“10人の泥棒”に豪華声優集結、山寺宏一は韓国映画の吹替初体験。

2013/05/16 10:00 Written by Narinari.com編集部

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昨年韓国で公開され、同国映画史上最高の観客動員数を記録した映画「10人の泥棒たち」が、日本でも6月22日(土)より2週間限定で公開となるが、日本語吹替の“日本オリジナル版”の上映が決定。このたび、豪華な声優陣が発表された。

本作で“10人の泥棒たち”を演じるのは、強奪作戦の首謀者マカオ・パク役に山寺宏一、金庫破りのエキスパートのペプシ役に朴ロ美(※ロは王へんに路)、韓国チームのボスのポパイ役に平田広明、ロープ使いの達人イェニコール役に平野綾、中国チームのボスのチェン役に石塚運昇、熟練の演技派ガム役に小山茉美、小心者のガンマンのアンドリュー役に小山力也、純情な新入りザンパノ役に野島健児、天性の金庫破りジュリー役に小松由佳、クールなガンンマンのジョニー役に中井和哉の10人だ。

本作の配給手掛けるライブ・ビューイング・ジャパンの大里洋吉氏は、「最初にこの作品に出逢ったとき、ハリウッド級のとても面白い作品として一気に魅了されました。韓国映画というより、国の枠を越えたアジア洋画です。本作は、展開がスピーディかつトリッキーなので、字幕を読むことに追われると、10人のメインキャストが紡ぎだす作品本来の良さが半分も伝わってこないと感じ、この作品の面白さを字幕に追われることなく、じっくりと楽しんで頂くべく、今回、豪華声優陣による“日本オリジナル版”ともいうべき吹き替え版を作りました」と豪華声優吹替版の企画意図を説明。

さらに「コンサートや演劇を観るように予定を立てて映画を観ていただきたいので、チケットも公開3週間前から全上映回を指定席で発売し2週間限定で上映します。いい日にいい席で観たい方は、発売日にいち早くチケットを買わないと後悔しますよ! もちろん、字幕のオリジナル版をご覧になりたい方も沢山いらっしゃると思いますので、是非、字幕版でも吹き替え版でも、2度3度とご覧いただいて、たっぷりと作品の深みと面白さを味わって下さい」と意気込みを語っている。

今回の吹替について山寺は「ハリウッドの映画の吹き替えは沢山出させて頂いていますが、実は韓国映画の吹き替えは本作が初めてなんです。名優キム・ユンソクさん、カッコイイですね。私が演じたマカオ・パクは、あくまでクールに、表情ひとつ変えずにずっと淡々と仕事を遂行していくのですが、実は内に秘めたものがあるんです。その秘密がだんだん明らかになっていくのも見所の一つです。最初、『え?え?何でこうなっているの!?』と思ったのですが、過去に遡っていくと色々なところで関わっていて、一つ一つ紐解かれていくのも面白いですね。彼は、すごく懐の深い男だなと思います。クライム・サスペンスの中に、アクションやコメディー等、様々な要素が入っているので、エンターテインメントとして本当に凄いなと感じました。アジアを股にかけた作品ならではのオリジナリティもあって。僕は特にチョン・ジヒョンが大好きですし(笑)、『猟奇的な彼女』の頃から、彼女を見ていた人は多いと思います。とにかく魅力がいっぱい詰まった、エンターテインメントの最高傑作だと思います」とコメントを寄せた。


☆「10人の泥棒たち」ストーリー

韓国を拠点に活動する窃盗団。美術館所蔵の秘宝強奪を華麗に成功させた彼らは、巨大カジノでの新しい計画を聞かされる。集結した6人は、それぞれ人生最高の仕事を夢見て香港に向かう。指定された場所で彼らを待ち受けていたのは中国人窃盗団の4人組。集められた“10人の泥棒たち”のターゲットは、幻のダイアモンド“太陽の涙”。チームでの強奪計画は、全て完璧なはずだった――。

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