「黒執事」剛力に続くキャスト、人気モデル・山本美月が初のメイド役。

2013/05/16 05:00 Written by Narinari.com編集部

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ファッション誌「CanCam」の超人気モデルで、女優の山本美月(21歳)が、主演・水嶋ヒロ×ヒロイン・剛力彩芽のキャストも話題の映画「黒執事」に出演することがわかった。演じるのは原作に基づいたオリジナルキャラで、山本は初のメイド姿を披露しているほか、アクションシーンにも初挑戦している。

山本の役どころは、主人公・セバスチャンと同じく、幻蜂家に仕えるメイドのリン役。一生懸命主人・幻蜂汐璃(剛力)の役に立とうとするが、ドジでおっちょこちょいなキャラクターで、そんなリンをいつも助けるセバスチャンの超人的な動きも映画の見どころの一つだ。

初披露するメイド服姿は、男子だけでなく女子も思わず“萌える”こと間違いなし。そしてアクションシーンに挑戦するべく、2か月前よりアクション練習に入っているという。

今回の出演について山本は「昔から原作のファンだったのでオファーをいただいた時は本当に嬉しかったです。演じるリンは、いつも一生懸命で純粋で忠誠心がとても強く、みんなの事が本当に大好きな子だと思います。いつも一生懸命なところは少し自分と似ているのかなと感じました」と喜びのコメント。

そして「アクションシーンにも初挑戦したのですが、最初は後ろ回りも出来ず不安でした。しかし、アクション部の皆さんに『楽しむところは楽しむ!真剣な時は真剣に!』と教えていただき、頑張って乗り切る事ができました。この作品を見た皆さんに、『リンカッコいい!!』と思っていただけたら嬉しいです」と、大変だったというアクションを振り返った。

昨年公開された映画「桐島、部活やめるってよ」の桐島の彼女役として注目を集め、今年も複数本の映画出演が決まっている山本。そんな彼女の起用について、本作の松橋真三プロデューサーは「フォトジェニックでいながらキュートな個性の山本美月さん。原作世界から抜け出してきたかのようなその存在感が、今回の実写版『黒執事』に確実に一層の息吹きを入れてくれると思いました。今回は、マンガ世界をどうリアルな世界に落とし込むか、というのを常に考えていますが、メイドのリン役は、エンターテイメントとして完成された映画にするためにどうしても必要なキャラクターでしたし、山本さんに出会ったときにその課題を満たし、体現できるのは彼女しかいないと思いました」と、その理由を説明している。

そんな山本を見た原作者の枢(とぼそ)やなは「『桐島、部活やめるってよ』を昨年映画館で拝見したのですが、今回はその時の役と全然違うビジュアルでお写真を見たときは全くわかりませんでした。剛力さんに続き、映画オリジナルキャラクター。ワタシの持論ですが『可愛い人は何しててもカワイイ!』なので、可憐なメイドさんが大暴れしてくださるのを期待しております」と、そのかわいさに太鼓判を押した。

また、共同監督の一人、大谷健太郎監督は「山本美月さんは熱烈な原作のファン。彼女の演技は、メイドのリン役を演じる喜びに満ち溢れていて、ピュアな魅力が素晴らしかった。ひたむきに演技に取り組む姿勢が、自然とリンの役に重なっていったと思います。そもそも美月さんは大のコスプレ好きらしく、メイド服とメガネの着こなし方は見事でした。女性誌のモデルとして人気を得ているのも納得です。まるで少女漫画から飛び出して来たかのような美月さんのキュートなルックスとスタイル、その長い脚は、映画『黒執事』の見どころの一つと言っても過言ではありません。そして、彼女が全力で取り組んだアクションシーンは、圧巻の一言です。とにかく、美月さんの戦う姿は美しく、抜群にカワイイ。女性にこそ見て欲しい、女性のアクションシーンというのは、今まで日本映画には無かったと思います。リン役の山本美月さんに、是非ご期待下さい!」と絶賛のオンパレード。

一方のさとうけいいち監督は「原作『黒執事』の大ファンである山本美月さん。作品に対する熱い熱い想いは、山本さんの大きく真すぐな瞳からヒシヒシと感じとる事ができました。そして、モデルでもある彼女はメイド服を難なく着こなしキャラクターイメージを具現化してくれています。幻蜂家につかえるメイド(使用人)リンはおっちょこちょいですがキュートで愛らしい…眼鏡っ娘。イメージに合ったキャスティングです。更には原作にあるようなアクションもリンには期待されます! 因みに此処だけの話し…撮影前そのスレンダーな彼女の容姿に体力的な不安を感じたのは事実です…(ゴメンなさい)ですが山本さんは、ファンの期待を裏切る事の無いようにと2か月にわたるハードなアクション練習を重ね、ファンの期待に応えてくれております!華麗なガンアクション……とにかくカッコイイですよ!特に我々を驚かせたのはアクション以上に劇中で変化する彼女の表情です。女優としての可能性を感じました。セバス、汐璃に続くキュートなリンを演じる『山本美月』に注目して下さい!!」と、山本を褒め称えた。


☆「黒執事」とは

月刊「Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)で、2006年から連載中の枢やなの代表作。コミックは現在16巻まで刊行されており、累計発行部数は1,500万部を突破(海外分を含む)した。2008〜2010年までテレビアニメで放送、2009年には舞台が上演、今年5月にも再演が決定。2010年のジャパン・エキスポ・アワード最優秀少年漫画部門受賞、2011年のAnimagic(ドイツ)にてBest International Manga賞など、数々の賞を国内外で受賞している。全世界42の国と地域で発刊。人気とともに、その高い評価で海外でも多くのファンを獲得しており、実写映画化の発表時には、各国のファンがFacebookに多数のコメントを寄せた。


☆2人の監督がメガホン

監督は「NANA」シリーズの大谷健太郎監督と、テレビアニメ「TIGER&BUNNY」や、SMAPとのコラボレーションで話題になったNTT「GATCHAMAN」TVCFのさとうけいいち監督がタッグを組む。

繊細な人物描写と高い演出力に定評のある大谷監督と、文化庁メディア芸術祭や東京国際アニメフェア・アニメアワードなどで数々の賞を受賞し、アニメファンに留まらず幅広い層に人気を得て、「タイバニ」(TIGER&BUNNY)現象を生んださとう監督。「黒執事」の類をみない独自的な世界観を2人の監督で贅沢に描く。

また、映画版では原作者の承認を得て、原作から約130年後を舞台にした完全なオリジナルのストーリー。製作はワーナー・ブラザース映画、制作プロダクションはC&Iエンタテインメントで、2014年新春公開予定。


☆水嶋と剛力の役どころ

本作で剛力は、キャリア初となる男装の少女・幻蜂汐璃(げんぽう しおり)役を演じる。汐璃は男装して清玄(きよはる)と名乗り、巨大企業ファントム社を経営。イギリス名門貴族ファントムハイヴ家の末裔である彼女の一族は男子しか当主になれず、そして代々引き継がねばならない任務――女王の命令で、難事件を裏で解決する――があった。この任務と巨額の財産をある復讐に利用するために、女としての人生を捨てた汐璃が、巨大な謎に立ち向かう。この幻蜂汐璃は、原作をベースにしたオリジナルのキャラクターだ。

そして、完璧な執事として幻蜂家で働くのが、水嶋演じるセバスチャンだ。実はセバスチャンは、汐璃が復讐を果たすまで彼女を守り抜く代わりに、願いを叶えたそのときには彼女の魂を喰らうという契約を交わした、悪魔の執事だった。その「契約書」が、汐璃の右目に刻印された痕(しるし)。この究極の主従関係の2人が、世界を巻き込む怪事件を追う。舞台は近未来の2020年、西洋と東洋の文化が入り乱れたアジアの都市となっている。

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