12歳が“残念な警察官”を質す、「歩道にバイク停めコンビニ」に疑問。

2013/05/11 16:01 Written by Narinari.com編集部

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米国でいま、ある少年が撮影した“残念な警察官”の動画が大きな注目を集め、話題を呼んでいる。

その動画は少し前、2012年9月13日付けでYouTubeに投稿された「Cop breaking the law」(//www.youtube.com/watch?v=4pSasFQIyH8)。当時12歳の少年が自ら投稿したもので、米放送局FOX系列KVVU-TVやNBC系列WPTV-TVによると、ラスベガス都市圏警察の警官を街中で見かけた彼が、その行動の正当性を警官に直接問うという内容だ。

少年は、問題の警官がコンビニから出てくるところに遭遇。警官は飲み物を買うため、一時的に歩道にバイクを停めて用を済ませたようだが、そこは一般市民であれば注意されてもおかしくない場所で、少年には「警官ならどこに停めても良いのか」との疑問が湧いたようだ。

撮影された動画の中で、「ハロー」と警官に声を掛けた少年は、続けざまに「歩道に停める緊急の理由があったのか」と詰問。さらに警官に対して、身分証明番号の提示まで求めた。

これに対し警官は、少年から問い詰められるという珍しい状況にも悪びれる様子はなく、番号の提示を断ると「君は弁護士か?」と一言。バイクのエンジンで、その後の警官の発言は詳しく聞き取れないが、逆に聞かれて自分の名前を告げた少年は、問い詰める理由をたずねられても「歩道にバイクを停める必要性が感じられなかったから」と堂々たる応酬を見せる。お互いに冷静なやり取りを続けてはいたが、結局最後にもう一度番号をたずねても「ノー」と断られた少年がその場を立ち去ったところで、動画は終了した。

この動画は、最近になって米ソーシャルサイト「reddit」で取り上げられ、大きく注目されることに。今年5月になって跳ね上がった再生回数は450万回(5月11日現在)に達している。コメント欄には少年への称賛に加え、駐車の正当性や少年への対応を巡る警官への非難の声が多く並び、この警官の行動に問題を感じるユーザーは少なくないようだ。

動画が全米で大きな関心を集める中、ラスベガス都市圏警察はKVVU-TVに対し、動画の内容は最近になって知ったとコメント。問題の警官は数か月前に退職したそうで、動画内での行動を巡る調査も「告訴されていない」との理由で行わない方針を示している。ただ、警官であれ、一般市民と同じ規則に従うとの見解は明らかにした。

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