ファン待望「宮田麺児」が復活、昨年10月閉店も赤井英和がひと肌。

2013/05/02 08:33 Written by Narinari.com編集部

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“つけ麺王子”こと、お笑いコンビ・シャンプーハットのてつじのつけ麺店「宮田麺児」が、5月2日、大阪・心斎橋に“復活”オープンする。すでに約2か月前からプレオープンしてこの日に備えており、いよいよ満を持してのグランドオープン。前日の1日には店舗にて記者会見が行われ、てつじ自ら復活までの経緯や意気込みについて語った。

2010年4月にオープンした「宮田麺児」は、「つけ麺を通じて小麦の魅力を伝えたい!」との熱い想いが実り、瞬く間に行列の絶えないブレイク店に成長。さらには芸人が手がける飲食店の理想的なモデルケースとして経済誌に紹介されたり、米ロサンゼルスに出店するまでの人気となったが、オーナーが変わるなどの事情から、昨年10月に惜しまれつつ閉店していた。

そんな「宮田麺児」だが、「皆さんの小麦に対する思いが日に日に強くなっていって、『美味い小麦が食べたい!』という声が響きわたり、新しいオーナーを探そうと思い始めた」と語ったてつじ。そんなとき、情報番組「みしらん」(ABC)で共演中のタレント・赤井英和がひと肌脱ぐことになり、これをきっかけに大阪の大人気串かつ店「だるま」が運営を担当、再びてつじの理想のつけ麺が提供できる環境が整った。

てつじは「『だるま』の串かつはソース二度づけ禁止ですが、麺児のつけ麺は何度つけても大丈夫!」と笑顔で両店をアピール。笑いを誘った。

メニューの主役は3種類の麺。以前の営業時から大好評だった「小麦のエスプレッソ」をキーワードにした濃厚な香り際立つKK100、「手もみの優しさ」にこだわったTM3の2つに加え、小麦を半分以下まで削って製粉し、その美味しさを最大限に引き出した「大吟醸」が新登場する。

初代のじゃがいもベース、二代目のかぼちゃベースと進化してきたおなじみのベジポタスープは、「今回は初代に再び戻しました」とのこと。女性客も多いことから、ニンニクをやや控えめにするなど改良を経ての再デビューとなる。

運営を担当する株式会社宮田麺児の澤谷廣典代表取締役会長によると、夏以降を目処に、北新地に2号店をオープンさせる計画も進行中。「『だるま』に追いつけ追い越せで頑張っています」と力を込めた。

てつじは「赤井さんから『流行ってる店を何で手放すねん』と背中を押してもらった」とも。「でも、僕はプロデュース面しかできない。あとは責任持って赤井さんがやってくださいね、とお願いしました」と今日に至る裏話を明かした。

ちなみに新しい麺「大吟醸」については、「お酒の大吟醸と一緒で、小麦の中の美味しい部分だけ残して全部削っています。まさに小麦の最高傑作。食べたとき、口から虹が出ました!」と自信たっぷり。「初めてラーメンを食べた小学6年生の頃から、知らず知らずのうちに抱いていた“夢の麺”」とのことで、「ぜひ本当の小麦の味を味わって」と呼びかけた。完成に至るまで、何度も製麺所へ出向いて試食を重ねたという逸品は、てつじの“小麦愛”が凝縮された麺と言えそうだ。

目標はズバリ「小麦の素晴らしさ伝えること」、ただそれだけ。「日本の小麦のすごさ、製粉技術を皆さんはまだまだ知らない」という現在の状況を、「宮田麺児」のつけ麺を通じて変えていきたいと語る。

そして将来は「小麦でできていたらすべて麺ととらえていますので、最終的にはパンも麺です。そういった、あらゆる小麦の食べ物を総括できれば」と、さらに大きな野望も抱いているという。もちろん「世界からお呼びがかかれば、また出ていきたい。パスタの本場・イタリアに殴り込みたいですね」と、その視線は日本国内だけでなく海外へも向いているようだ。


☆「宮田麺児」店舗データ

住所:大阪市中央区東心斎橋1ー13ー5
営業時間:11時00分〜23時00分
定休日:年中無休
メニュー:大吟醸、KK100、TM3(いずれも並850円)など

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