35年間ペアルックの仲良し夫婦、同じ格好するのは「大好き」と楽しむ。

2013/04/25 10:39 Written by Narinari.com編集部

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カップルや夫婦の“ペアルック”を見ると、お互いの気持ちが通じあう、仲睦まじい2人と思えるもの。とはいえ、特に男性の場合、いざ自分がやるとなると周囲への恥ずかしさを感じてしまい、滅多にできることではないかもしれない。しかし米国には35年間ずっと、毎日相談し合ってペアルックを続けているという、仲良しすぎる夫婦がいるそうだ。

英紙サンによると、この夫婦はマサチューセッツ州フィッチバーグに住む77歳の夫ドナルド・フェザーストーンさんと、60歳の妻ナンシーさん。2人は37年前の1976年、初めてのデートでドナルドさんがプロポーズして結婚した、17歳の年の差カップルだ。結婚から2年後、妻が夫へ同じ柄のシャツをプレゼントしたことをきっかけにペアルックを着るようになり、以来、現在でも同じ格好をするのが「大好き」と、極めて能動的に続けているという。

普通のカップルなら、いくら仲良しとはいっても、感性の違いで服の好みも変わってくるだろうし、何よりお揃いの服をいちいち揃える手間を考えただけでも、ペアルックを続けるのはなかなか難しいはず。2人が35年もの長い間続けられているのは、妻ナンシーさんの仕事にその理由がありそうだ。

彼女の職業はドレスメーカー。つまり、2人で着る服はずっと妻が仕立てて用意しており、今までに600組の洋服を自分たちのために作ってきたという。

スカートとズボンの違いくらいはあるようだが、シャツの柄や模様を揃えるだけでなく、時には帽子やコート、手袋などのアイテムも同じになるようにしているという2人。彫刻アーティストとして多忙なドナルドさんは、家を留守にする機会も少なくないそうで、そんな時は「何を着れば良いか」と必ず妻に相談の電話をする。もはや服装を合わせるのは、夫婦にとって毎日の大切な決まりごとといったところだ。

ペアルックを「お互いにどれほど近い存在なのかを示す、自分たちなりのやり方」と話すのはナンシーさん。今でも深く互いを愛し続けている結婚生活の表れであるのは間違いないが、ある意味、共にクリエイターの夫婦だからこそ、35年間もペアルックを続けて来られたのかもしれない。

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