86歳人生指南書が売上100万部、「置かれた場所で咲きなさい」発売1年で。

2013/04/25 04:00 Written by Narinari.com編集部

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86歳のシスターが説く生き方指南本、渡辺和子「置かれた場所で咲きなさい」(2012年4月23日発売・幻冬舎)が、今週4月29日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で累積売上を100.3万部とし、昨年4月の発売から1年を経て累積売上部数100万部を突破、同部門23作目のミリオン作品となった(今週順位33位、週間売上0.8万部)。

今年に入り、昨年のロングセラー作品の100万部突破は、1月21日付けで阿川佐和子「聞く力心をひらく35のヒント」(文藝春秋)が獲得して以来2作目。2月に発表された発行部数100万部突破のニュースが新聞やテレビなどで大きく取り上げられセールスが拡大、2月25日付で2位に上昇すると、次週の3月4日付けでは昨年6月25日付け以来となる首位を獲得、その後7週連続でTOP10入りとなっていた。

「時間の使い方はいのちの使い方。置かれたところで咲いていてください」「無理に咲けない時は、次に咲く花をより大きい美しいものとするため、代わりに根を下へ下へと降ろし根を張りましょう」など、今いる場所で精いっぱい生きることの尊さを説いた優しい励ましの言葉が、読者に勇気や希望を与えてくれる同作。来月5月24日には、著者が半生や思いを語ったDVD「こころの時代〜宗教・人生〜“ふがいない自分”と生きる渡辺和子」の発売が決定しており、今後もますますセールスを伸ばしそうな勢いだ。

そのほか今週のBOOK(総合)部門は、TOP3までが先週と変わらず、村上春樹の最新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(4月12日発売・文藝春秋)、「2013年本屋大賞」受賞作、百田尚樹「海賊とよばれた男」上下巻(2012年7月11日発売・講談社)がランクイン。さらに東野圭吾の最新作「夢幻花」(PHP研究所)が4位に初登場し、2週連続8位の三浦しをん「舟を編む」(光文社)と合わせ、今週も文芸作品が5作TOP10入り、引き続きの好調ぶりが伺える結果となった。

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