時を超えたマイケル×アンカ、30年越しで実現した奇跡のデュエット。

2013/04/25 03:51 Written by Narinari.com編集部

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1957年のデビュー曲「ダイアナ」や、フランク・シナトラに提供した「マイ・ウェイ」で著名な、ポップス草創期を代表するシンガ―・ソングライターにして、半世紀以上にわたってエンターテインメント界の頂点に君臨し続けるスーパースター、ポール・アンカ。4月24日に発売を迎えた彼のニュー・アルバム「デュエッツ」には、マイケル・ジャクソンとの時を超えた“奇跡のデュエット”曲「THIS IS IT」が収録されている。

1983年に発表されたポール・アンカのアルバム「ウォーク・ア・ファイン・ライン」。マイケルが幼い頃から親交があったポールは、このアルバムへの収録候補としてデュエット曲を制作しようとマイケルに持ちかけ、共作を開始。一部レコーディングも行われたものの、当時の“スリラー旋風”でマイケルが激しい忙しさの渦中だったこともあり、楽曲は完成には至らず、陽の目をみることもなかった。

同曲はその後、プエルトリコ出身の歌手、サファイアによる91年のアルバム「ふたりのイエスタデイ」に「アイ・ネヴァー・ハード」のタイトルで収録されたものの、録音されたマイケルの素材はそのまま所在がわからなくなること四半世紀以上が経過。そして2009年のマイケル急逝時に、遺産管財人がマイケルの私物をアーカイヴのために整理している際に、奇跡的にマイケルによるこの曲のヴォーカル・トラック素材が見つかり、「THIS IS IT」として完パケされ、映画「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT」公開に先駆けて全世界に発表された。

その曲をラジオで聴いたポールは、「あ!これはマイケルと一緒に作った曲だ!!素材が見つかったんだ!!!」と感嘆。

そして、2人のスーパースターによる共作から30年を経た2013年。デビュー55周年を迎えたポールは、世界中で時を超えて愛されるスーパースターたちとのデュエット・アルバムを制作することになり、今回初めてマイケルとの“デュエット”が実現したというわけだ。

ポールは「今回のマイケルとの“デュエット”ヴァージョンは、新しいアレンジやヴォーカルを追加し、すでに発表されているマイケルのヴァージョンとはまた違った肌触りで、こちらもとても心を動かされる、エモ―ショナルなものになった。この曲は、マイケルへの深い想いを込めてレコーディングしたんだ」と語っている。

この曲が収録された最新アルバム「デュエッツ」では、マイケル・ジャクソンのほか、今年80歳となる御大ウィリー・ネルソンや元シカゴのピーター・セテラ、セリーヌ・ディオン、マイケル・ブーブレといった豪華な顔ぶれとのデュエット曲が収められているほか、「THIS IS IT」同様に、フランク・シナトラやサミー・デイヴィスJr.との時を超えた“デュエット”も話題を呼びそうだ。

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