“音楽文化の至宝”87歳来日へ、「東京JAZZ」にトニー・ベネット。

2013/04/22 00:08 Written by Narinari.com編集部

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一昨年、85歳にして史上最年長全米No.1記録を更新した世界最高のエンターテイナー、トニー・ベネット。現在86歳の彼が、87歳になって待望の来日を果たすことがわかった。9月6日から8日まで開催される、国内最大級のジャズフェスティバル「第12回東京JAZZ」への参加が決定した。

トニー・ベネットといえば、レディー・ガガなど数々のアーティストと共演した「デュエッツ」シリーズで、その貫禄のライヴ歌唱力を披露。このシリーズは、データ交換で世界どこでもデュエット出来る今の時代において、あえて彼自身が世界各地を飛び回り、各共演者とスタジオで一発録りのデュエットを行った音楽作品だ。この制作方法は世界的に評価され、昨年の第54回グラミー賞では史上最高齢での3部門受賞を果たした。

また、そんな彼と、20世紀の音楽シーンを語る上で欠かすことができないもう一人の巨匠、デイヴ・ブルーベックの歴史的共演アルバム「ホワイト・ハウス・セッションズ;ライヴ1962」が6月26日にリリースされる。

本作品は2大巨匠が共演した1962年8月28日、ワシントンD.C.でのライヴを収めたライヴCD。ソニー・ミュージックが膨大な資料の中から発見したこの貴重な音源が、50年余の月日を経て、今回初めて発売される運びとなった。デイヴ・ブルーベックは残念ながら2012年12月5日に、92歳の誕生日を翌日に控えてこの世を去ってしまったが、本作品では36歳と42歳の彼らの名演を味わうことができる。

今回の来日公演もまた、日本の音楽史に残る名演となるのは必至。“生ける伝説”“音楽文化の至宝”であるトニー・ベネットの存在を、肌で感じるチャンスとなりそうだ。

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