村上春樹新作が初週30万部超、齋藤智裕「KAGEROU」以来2年4か月ぶり。

2013/04/18 04:00 Written by Narinari.com編集部

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今週4月22日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門では、村上春樹の最新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(4月12日発売・文藝春秋)が、週間37.2万部を売り上げ、前作「1Q84 BOOK 3」(新潮社)以来、3年ぶりの総合首位を獲得した。BOOK(総合)部門での週間売上30万部突破は、2010年12月27日付けで齋藤智裕「KAGEROU」(ポプラ社)が獲得して以来2年4か月ぶりとなる。

今作は、高校時代の友人4人から、なんの心当たりもないまま絶縁され心に傷を負った主人公・多崎つくるが、16年の時を経てその傷と向き合い、真相を知るため旅に出る、という物語。発売決定のニュースが出るや話題沸騰となり、発売前増刷が何度も決定、さらに発売前日深夜には東京・代官山蔦屋書店でカウントダウンイベントが行われ、これも大きな話題となった。

発売が決定するたびに社会現象を起こす村上作品。前作「1Q84」は、「〜1」が6週連続、「〜3」が4週連続の総合首位を獲得。また「〜1」と「〜2」は100万部を突破、「〜3」も90.1万部の累積売上部数で、歴代の「文芸部門」でTOP5入りと、順位・セールス共に華々しい結果を残している。今作でもそれに匹敵するような記録が出ることに期待が高まる。

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