夜に“亡き妻”から恐怖の電話、半信半疑の警察が捜査した結果…。

2013/04/15 17:14 Written by Narinari.com編集部

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もし死んだはずの人から携帯電話に着信があったら、どれほど恐ろしいことだろう。中国では先日、1か月前に亡くなった妻から電話を受けた男性が、恐ろしさのあまり警察に助けを求める騒ぎがあった。

中国メディア鳳凰網などによると、この一件は4月8日朝、雲南省曲靖市馬竜県でのこと。警察に通報した孫さんという男性によると、前夜、亡くなった妻から突然電話を受けたという。ただ、そのときは孫さんが何を言っても電話口の妻は一切返事をせず。電話が切れた後に恐る恐る妻の番号に電話をかけてみたが、今度はつながらない。気味が悪くなった孫さんは翌日早朝、警察に相談することにした。

ただ、孫さんの話を聞いた警察は半信半疑。そんなことがあるはずはない、と思いながらも捜査を開始した。

すると、孫さんの妻のケータイを、隣村の張という男が持っていることが発覚する。問い質したところ、張は孫さんの妻が埋葬されたその日、手伝いとして参加していたそうで、孫さんが妻の遺品であるケータイを一緒に埋葬する現場を目撃していた。そのことが家に帰っても頭から離れず、墓を荒らしてケータイを盗むという暴挙に出たそうだ。

張は盗んだケータイを家に帰って充電。すると問題なく動作することが判明し、また、通話料も残されていたことから、自分で使用することにしたそうだ。孫さんに電話したのは、操作ミスからだったという。

なお、中国では現在もチャージ式のプリペイドSIMカードが多く出回っており、孫さんの奥さんの場合、亡くなってまだ1か月しか経っていなかったことから、問題なく使用できたものと思われる。何はともあれ、“亡き妻”に驚かされ、挙げ句に盗人に気分を害されることになった孫さんには同情するばかりだ。

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