筋肉少女帯史上初のベスト盤、人気曲網羅に加え新曲2曲も収録。

2013/04/01 12:03 Written by Narinari.com編集部

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今年、メジャーデビュー25周年を迎える筋肉少女帯から朗報が届いた。東京・恵比寿のLIQUIDROOMで行われたワンマンライブ2日目(31日)のアンコールでのMCで、筋肉少女帯史上初となる、新録音によるセルフカバー・ベスト盤が5月29日にリリースすることを発表。メンバーからの重大発表を心待ちにして会場に集まった超満員の観客からは大きなどよめきが上がり、暖かい拍手がメンバーに贈られた。

筋肉少女帯は、大槻ケンヂ(Vo)、橘高文彦(Gt)、本城聡章(Gt)、内田雄一郎(Ba)による4人組ロックバンド。1982年に中学の同級生だった大槻と内田によって結成、1988年6月21日にアルバム「仏陀L」でメジャーデビューを飾った。その後アルバム収録曲「日本印度化計画」が話題を呼び、続くシングル「元祖高木ブー伝説」が大ヒットを記録。不条理で幻想的な詩世界と卓越した演奏が織り成す独自の世界観から異彩を放つ存在としてその名が知れわたる。

1990年には単独では初となる武道館公演を行い、以後1994年まで通算4度、単独での武道館公演を実現。しかし1998年7月、渋谷公会堂での公演後に活動を凍結し、以降はメンバー各々にて活動を開始した。

2006年には8年の歳月を経てバンド復活、活動を再開する。そして2008年に単独では5度目となる武道館公演を敢行。活動再開から現在までに計3枚のオリジナルアルバムをリリースしている。

その筋肉少女帯がメジャーデビュー25周年を記念し、初のセルフカバー・ベスト盤を5月29日にリリースする。アルバムタイトルは「公式セルフカバーベスト 4半世紀」。気になる収録内容だが、これまでの人気曲を網羅した選曲に加えて、新曲2曲が収録されることがわかった。

大槻からは「筋肉少女帯もセルフカバーのベスト盤をリリースできるようなバンドにまでなりました、本当によかった。みなさんありがとう」と、MCにて、感謝の言葉がファンに贈られた

新曲のタイトルは「中2病の神ドロシー 〜筋肉少女帯メジャーデビュー25th記念曲」、そして大槻ケンヂの短編小説と同タイトルの「妖精対弓道部 〜『妖精対弓道部』主題歌」(それぞれ、〜以降までを含んだ新曲タイトルとなっている)。恵比寿LIQUIDROOMの2days公演では、初日に「妖精対弓道部 〜『妖精対弓道部』主題歌」を、2日目の31日に「中2病の神ドロシー 〜筋肉少女帯メジャーデビュー25th記念曲」をそれぞれアンコールで初披露、おおいに会場を盛り上げた。

なお、新曲のうち「中2病の神ドロシー 〜筋肉少女帯メジャーデビュー25th記念曲」では、11年間(1988〜1998年)に渡り筋肉少女帯のメンバーとして在籍したドラムスの太田明が15年ぶりにレコーディングに参加したことが、橘高(Gt)のMCにて明らかになった。こちらも往年の筋肉少女帯ファンにとっての大きなサプライズとなっている。

また、メジャーデビュー25周年を記念したワンマンライブが6月22日(土)、中野サンプラザでおこなわれることもあわせて発表。筋肉少女帯にとっての聖地といえる中野サンプラザでのワンマンライブだけに早くも期待が高まるばかりだ。

昨日のライブのステージにて、橘高(Gt)は次のように語っている。「再結成後のフルメンバーでレコーディングされたアルバム、最高の仕上がりになっています。みなさんにぜひ聴いてほしいです。6月の中野サンプラザ公演以降もさまざまなアニバーサリー企画を考えています。ぜひ一緒に楽しみましょう」。1988年6月21日のメジャーデビューから25年を迎える筋肉少女帯の今後の活動に注目しておきたいところだ。

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