熊倉ヒッチコックの名調子復活、映画のテレビCMでコラボが実現。

2013/03/29 14:22 Written by Narinari.com編集部

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“サスペンスの神”とうたわれた男アルフレッド・ヒッチコックと、彼を支えた妻アルマ・レヴィルとの知られざる物語を描いた映画「ヒッチコック」。その劇場公開を目前に控え、新たなテレビCM映像が解禁となった(//www.youtube.com/watch?v=ksse3A1MKVY)。CMではヒッチコックの吹き替えでおなじみ、俳優・演出家の熊倉一雄とのコラボが実現しており、ファン必見の内容だ。テレビでの放映期間は3月29日(金)から4月6日(土)まで。

熊倉は、日本では1952年から放送された大人気テレビ番組「ヒッチコック劇場」で、ストーリーテラーとして登場するアルフレッド・ヒッチコックの吹き替えを担当した、ヒッチコキアンでなくてもおなじみの存在。そのほかにも「名探偵ポアロ」(ポアロの声)、「ひょっこりひょうたん島」(海賊トラヒゲの声)や、「ゲゲゲの鬼太郎主題歌」も担当しており、そのユーモアにあふれる独特でチャーミングな声を耳にした人は多いことだろう。

今回のCMでは主演アンソニー・ホプキンス扮するヒッチコックが登場するとともに、熊倉の「こんばんは」という第一声から始まる。冒頭のBGMは「ヒッチコック劇場」のテーマ曲でもある「マリオネットの葬送行進曲」で、まさに「ヒッチコック劇場」に捧げるオマージュともいえる演出。その後、映画の見どころをダイジェストで紹介した後、再び熊倉の「では劇場で」の声で締めくくられ、まさにヒッチコック本人が視聴者に語りかけるかのような、奇跡のテレビCMに仕上がっている。

また、映画「ヒッチコック」は日本語吹き替え版の上映はなく、熊倉による吹き替えはこのテレビCMでしか観ることができない、貴重な映像だ。

今回のCM“出演”にあたり、ヒッチコックについて熊倉は「ミステリーの神様も人間だった。それにしてもヒッチ氏の飲むこと食べること!あれじゃ太るわな」とコメントを寄せている。

映画「ヒッチコック」は4月5日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。

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