トニー・レオン倒れた壮絶撮影、王家衛最新作で雨中のバトルシーン。

2013/03/26 10:00 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


ウォン・カーウァイ監督最新作で、第63回ベルリン国際映画祭のオープニングを飾った「グランドマスター」が、5月31日に日本公開される。それを前に3月26日、ポスター画像とショート予告編(//www.youtube.com/watch?v=j404JRfHEAw)が解禁された。

本作は、激動の20世紀初頭、時代に抗い、運命を切り開こうとしたグランド・マスターたちの愛と宿命の闘いを、壮絶なアクションと想像を超えた映像美で描いたエンターテインメント大作。アジアから世界のトップスターに上りつめたトニー・レオンとチャン・ツィイー、さらに彼らをも威圧する鋭利な存在感を放つチャン・チェンが、4年間におよぶトレーニングに身も心も捧げて、本格的な武術を披露していることでも話題の作品だ。

ポスター画像は、3人の動きある写真と水しぶきが合わさり、今までのアクション映画とは一線を画したスタイリッシュなビジュアルが目に飛び込む。ショート予告でも、3人の華麗な動きや立ち姿が見られ、さらに雨の中でのバトルシーンは印象的。ポスタービジュアルともリンクしている。

実際に「雨の中の格闘シーンが最も大変だった」とトニー・レオンは語っており、10月から11月にかけて、撮影は30日間、毎晩休みなしで行われ、19時に撮影が始まると全身ずぶ濡れになっても、翌朝の終了時間まで着替えることも出来ないという過酷な状況下だった。このシーンを撮り終えた後、さすがのトニー・レオンも気管支炎にかかり、5日間寝込んだというから驚きだ。

「2046」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」で監督を務め、スタイリッシュな映像を得意とするウォン・カーウァイ監督が、構想期間実に17年もかけて中国武術の歴史に真正面から迫る本作。闘いにしか生きられない男と女の宿命を繊細に描いた、壮大な物語となっている。

「グランドマスター」は5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.