長生きに必要な“心得”本首位、売れる「医者に殺されない47の心得」。

2013/03/21 04:14 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


今週3月25日付けのオリコン“本”ランキングでは、2月18日付けで前週の100位圏外から13位に初登場、3月4日付けではいきなり3位にTOP3入りし、先週3月18日付けまでで3週連続でのTOP3入りをキープしていた近藤誠「医者に殺されない47の心得」(2012年12月13日発売・アスコム)が、週間3.3万部を売り上げ、ついにBOOK(総合)部門1位を獲得した。

著者の近藤誠は慶應義塾大学の放射線科講師で、乳房温存療法のパイオニアとして知られる現役医師。抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を一般の人にもわかりやすく発表するなどの啓発活動で、昨年「第60回菊池寛賞」を受賞している。

同作では、医療や薬の弊害とそれらをいかに使わずに元気に長生きするかを「心得」として解説。「医者によく行く人ほど、早死にする」「がん検診は、やればやるほど死者を増やす」といった、これまでの常識が覆るような「心得」が多く並んでいるが、無駄に苦しむだけの治療や悲惨な医療死から身を守るために、「自分で調べて考えること」を読者に説いている。

また今週は共著ではあるが、同著者による中村仁一、近藤誠「どうせ死ぬなら『がん』がいい」(宝島社)も先週の55位から41位に上昇。昨年も「大往生したけりゃ医療とかかわるな『自然死』のすすめ」(幻冬舎)や、「50歳を超えても30代に見える生き方『人生100年計画』の行程表」(講談社)など、現役医師による作品がヒットしたが、その人気は今年も続いているようだ。

そのほか今週のBOOK(総合)部門は、たかぎなおこの人気コミックエッセイ最新刊「まんぷくローカルマラソン旅」(メディアファクトリー)が4位に初登場、同シリーズ最高位を更新した。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.