高岡早紀が21年ぶり“歌手”、主演映画エンディングで歌声を披露。

2013/03/06 13:09 Written by Narinari.com編集部

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今年デビュー25周年を迎える女優の高岡早紀(40歳)が、4月27日(土)公開の主演映画「モンスター」エンディング曲「君待てども〜I'm waiting for you〜」を、歌手として21年ぶりにレコーディング、その歌声を披露していることがわかった。

「モンスター」(大九明子監督)は、「永遠の0」「海賊とよばれた男」などヒットを連発する人気作家・百田尚樹氏の著書の中でも、最も衝撃的な内容の同名ベストセラー小説が原作。幼少期から周囲にバケモノ呼ばわりされた主人公・和子(高岡)は、ある事件を起こして町を追われ、移り住んだ東京で整形手術に目覚める。そして、完ぺきな美ぼうを手に入れた和子は、あるひとりの男に会うために、かつて自分を虐げた町へ名前を未帆と変えて舞い戻った。過去への報復と、ただひとり、優しかった人への純愛を描いた和子の衝撃の半生を演じ切った高岡自身が歌うエンディング曲は、ラストシーンの余韻を、いっそう深いものにしてくれる。

「君待てども」は、1948年(昭和23年)に平野愛子が歌った戦後を代表するヒット曲。後に渡米して日本人初のアカデミー賞(助演女優賞)を受賞したジャズ・シンガーのナンシー梅木は、1950年に「君待てども」の英語ヴァージョン「アイム・ウェイティング・フォー・ユー」を録音している。

今回の高岡早紀によるカヴァーは、この日本語/英語ヴァージョンをメドレーで歌唱したジャズ・テイストあふれるスペシャル・ヴァージョン。演奏は世界的なジャズ・ピアニストの山下洋輔で、高岡とは幼少時からの親交があるが、共演はこれが初めてだ。

息の合ったセッションで、レコーディング本番はわずか3テイクでOK。しかも、一切の編集なしでのノーカット音源がそのまま採用されて、まさにジャズ黄金時代の1950年代を彷彿させる録音が実現している。

「モンスター」では、特殊メイクと体当たりの演技で、女優としての新境地を見せた高岡。歌手デビュー25周年を前に、シンガーとしても新たな境地を開拓する。

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